国内ITベンダーランキング、1位は富士通の約1兆1800億円 2位NECに約2800億差

IDC Japan(以下、IDC)は14日、2016年の国内ITサービス市場のベンダー売上ランキングを発表した。売上の上位5社は富士通、NEC、日立製作所、NTTデータ、IBMという結果になった。

国内ITベンダーランキング、1位は富士通の約1兆1800億円 2位NECに約2800億差


国内ITサービス市場 売上ランキング、2014年~2016年(出典:プレスリリース)

ITベンダー売上トップは富士通、上位ベンダーの競合状況は2013年から変わらず

IDCが発表した「2016年の国内ITサービス市場のベンダー売上ランキング」によると、上位5社は1位から順に次の通りとなった。

  • 富士通
  • NEC
  • 日立製作所
  • NTTデータ
  • IBM

この順位は2013年以降から動きはなく、上位ベンダーの競合状況に大きな変化はないという。

また、サービスセグメント別に見るとSIやITコンサルティングを中心とするプロジェクトベース市場では、前年の成長を牽引した金融や公共分野の大型案件のピークアウトの影響を受け、上位ベンダーの成長率は総じて低下した。2016年の国内ITサービス市場は5兆4,515億円で前年比成長率は1.4%だったとのこと。

ITアウトソーシング市場は緩やかな安定成長が続いており、売上額6,000億円を超える上位5社のランキングに変動はなく、富士通が1位をキープしているようだ。

サポート&トレーニング市場では、縮小傾向が続くハードウェアサポート&保守市場による影響が大きく、マイナス成長から横ばい傾向のベンダーが多くみられるという。

産業分野別に見ると、金融向けでは上位ベンダーが伸び悩む中、TISはクレジットカード会社や政府系金融機関向けの大型案件により売上を伸ばしていると同社は発表している。

製造向けを見てみるとアクセンチュアは上位ベンダーのうち唯一、二桁成長を遂げているようだ。製造と政府・公共向けで売上を伸ばしたベンダーが多くみられたという。

また、前年比売上成長率が最も高かった大手ITベンダーは、前年と同様アクセンチュアだった。

アクセンチュアは上位7社には含まれていないが、すべての産業分野でプラス成長を遂げ、ITサービス事業の全社的な拡大が継続しているようだ。

IDCのITサービスリサーチマネージャーの木村聡宏氏は、今後のITサービスベンダーのあり方について以下のように述べている。

「ITサービスベンダーは、R&D部門の位置付けや役割、オープンイノベーションの活用など、企業のDXを左右するテクノロジー戦略を再考すべきである」
出典:国内ITサービス市場ベンダー 売上ランキングを発表


今回の発表の詳細は、IDCが発行する「国内ITサービス市場 シェア、2016年:大型案件のピークアウトにより成長が鈍化」に記載されている。

【訂正:2017/10/2 21:40】タイトルの数字に誤りがあったため修正しております。訂正してお詫び申し上げます。