休み方改革に違和感、「労働格差」の拡大と「自分らしさ」の喪失

公開日:
働き方改革は「休み方改革」ともいわれる。日本ではGW、お盆休み、シルバーウィーク、年末年始と、大型連休が多く、高速道路の交通渋滞はもはや風物詩だ。しかし休日を一斉に取ることにメリットはあるのだろうか?
休み方改革に違和感、「労働格差」の拡大と「自分らしさ」の喪失

日本の祝日数は、世界トップクラス

そもそも祝日の日数は暦によって左右されるため年によって変わるのが、日本は年間の祝祭日が平均17日と世界的にみてもトップクラスだ。アメリカは10日、フランスやスペインにいたっては9日しかない。

その一方で、日本の労働者は有給消化率が低く、過重労働にさらされていることも国際的によく知られた事実だ。

週休2日制が導入されたのは今から25年ほど前。その前は“半ドン”ではありながら土曜日も働くのが当たり前だった。日本は、長時間労働が是とされ、国がなんとかしなければ休もうとしない文化がある。

しかしだからいって、強制的に残業を規制する「働き方改革」や、全員一律で同時期に休ませる「休み方改革」は、果たして幸福度を向上させるものなのだろうか。

2019年のGWは「改元」のため10連休

報道によると、天皇陛下が2019年4月30日に退位され、翌日5月1日が新元号制定となり、臨時の祝祭日になり10連休になる見通しが濃厚となった。

これは休みになることで新天皇即位を祝うという目的だが、そもそも官公庁の休みを多くしようという下心もあるのではないだろうか。官が休めば出入りのシステム業者も休みとなるはずという甘い見通しだ。

しかしシステムの内部を変更といえば、18年前のY2K問題などを思い起こしてみよう。あのころも盛大なシステム改修が発生し、結果的には何も起こらなかったわけだがエンジニアはフル稼働していた。

今回の「改元」も、休まそうとしても現実にはそうはいかないだろう。