TED累計再生1600万回以上「伝説のプレゼン」に学ぶ、充実した人生を送る秘訣

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書籍『BIG MAGIC 「夢中になる」ことからはじめよう。』は、世界的ベストセラー作家 がTEDで語った2つのプレゼンを元に書籍化したものだ。「最近右脳を使っていないな」と いう人は、本書にある創造的な生き方の秘訣を、明日から取り入れてみよう。
TED累計再生1600万回以上「伝説のプレゼン」に学ぶ、充実した人生を送る秘訣

クリエイティビティは「充実した人生を送る」ためのスキル

本書ではクリエイティビティ(創造性)を育む方法について、ときにユーモアを交えつつ語られている。

著者のエリザベス・ギルバートは、全世界で累計1200万部を突破し、ジュリア・ロバーツ主演で映画化もされた『食べて、祈って、恋をして』で知られる人気作家。書籍の元になった2つのTEDは2017年12月1日時点で、累計再生回数1670万回以上を数える。

本の概要を見て「クリエイター向けの本かな?」と思う人もいるだろうが、そんなことはない。その証拠に、米国Amazonでは2000以上ものカスタマーレビューが付き、評価を表す★の平均が4.5(最大5)という高評価。世界的にも注目を集めている。

昨今、あらゆる仕事においてクリエイティビティは重要なスキルの1つになりつつある。しかし、日々の仕事に追われる中でクリエイティビティを保ち続ける、クリエイティブになれる時間を見つけるのは難しいという人も多いだろう。

本書で語られている「クリエイティビティ」は、必ずしも小説や音楽、絵画のような「芸術」的なものではない。イラスト、ガーデニング、写真、演劇、料理、スポーツなど何でも良い。

生活のためにやりたいことを諦めてしまっている人や、仕事ばかりの毎日が単調でつまらないと感じている人など、クリエイターに限らず全ての人に読んでほしい、最高に充実した人生を送ろうと勇気を与えてくれる一冊だ。

「恐れ」に居場所を作り、創造性にあふれる充実した人生を送ろう

「充実した人生」とは、どのような人生だろうか。

本書では「創造的人生とはつまり充実した人生である(P.23)」と定義されている。創造的な人生を送るために必要なのは、「みずからのうちに眠る宝(=才能)を引き出す勇気(P.18)」が必要だと著者は説く。

どんな宝が眠っているかは人それぞれだ。肝心なのは、オンリーワンの宝を探しに出かける「勇気」を持っているかどうかであり、その宝こそが「BIG MAGIC」であると定義されている。

とはいえ、「自分にそんな才能があるなんて思えない」「どうやって才能を見つけられるのか分からない」「自分の本音を話したら、友達や同僚はどう反応するのかきになる」という人も多いはず。

みなさんは、「そうそう、だから無理!」と思うだろうか。

著者はこうした内面性を「恐れ」と呼び、「恐れ」との最良な付き合い方について語っている。

実は著者のエリザベス・ギルバートも、幼い頃から周りのあらゆることに怯え、「恐れ」とともに生きてきたが、ある日突然「恐れ」という感情のつまらなさに気づいたという。

「恐れ」はきわめて原始的な本能が呼び起こす感情であり、人間以外の動物も持っているもの。

著者は「こんなものの上に、私は自分のアイデンティティのすべてを築き上げたかったのだろうか? この、いちばんつまらない本能的な感情に?(P.34)」と自問し、「No」という答えを出した。

そこで著者が体得した「恐れ」対策は2つ。

(1)「恐れ」に居場所を作ってあげよう(P.37)
(2)決定権を持つのは「創造性」と「私」だけ(P.39)

「恐れ」と「創造性」は切っても切れない関係。だからこそ、「恐れ」を消すのではなく、まずは「居場所」を用意するのだ。

「『恐れ』をやっつけようとして、その過程でうかつにも『創造性』まで殺してしまうというケースがよくある(P.38)」と著者は言う。

「恐れ」と「創造性」をたずさえて旅に出たあと、決して「恐れ」に主導権を握らせてはならないのだ。