パイプドビッツのクラウド型情報資産プラットフォーム「SPIRAL」がAI連携、 LINEブロック回避でCVR向上

いまデジタルマーケティングの世界は、収集したデータから、いかに顧客行動を分析し、最適なアクションにつなげられるかという点に大きな焦点があてられている。パイプドビッツのスペシャリストが、パーソナルデータの活用法と、クラウド型情報資産プラットフォーム「SPIRAL」と「LINE@」を連携させた効果的な配信手法について解説した。

パイプドビッツのクラウド型情報資産プラットフォーム「SPIRAL」がAI連携、 LINEブロック回避でCVR向上

見込み客を育てる「リード・ナーチャリング」押さえるべきポイント

パイプドビッツのプライベートイベント「SBCF2017+Plus〜情報に自由を」では、まずパイプドビッツのコミュニケーション戦略プランニング部所属、パーソナルデータ活用のスペシャリスト横沢 綾子氏が登壇。
「データを制するものは、未来を制す! AI時代におけるデータ活用の真髄」をテーマに、今年がビッグデータ活用元年であり、同社もAIの取り組みをスタートさせている点について解説した。

データを制するものは、未来を制す

近年、データ活用が注目されている背景には、IoTによってデータが低コストで収集できるようになったことが挙げられる。

オープン、サードパーティ、パーソナルなデータが増加し、さらにAIを活用することで新たな価値を創出できる可能性が広がったからだ。総務省の情報通信白書では、この動きを「第4次産業革命」と位置付けている。

マーケティング活動におけるデータ活用が、より重要性を増す昨今の背景はこうだ。

「顧客を取り巻く環境が急速に変化している。テレビひとつを購入するにしても、現在はコンシューマーがネットから情報を得やすくなり、競合製品のスペックや値段を事前に比較してから購入に踏み切る。さらに買ったものをSNSでレビューして自ら発信する、これが当たり前の時代になっている」(横沢氏)

またデバイスの中心がPCからスマホに移り、すべてをスマホで完結できる点も大きな変化だ。そうなると情報が過多になるが、集まった情報に対し、本当に必要なデータだけをユーザー自身も峻別するようになった。

こういった背景を前提として横沢氏は、LINEマーケティングにおける注意点を指摘した。

「特にLINEユーザーは、届いた情報について削除したり、ブロックしたりすることが多い。結果、顧客ニーズも表面上の現象からだけでは判断しづらくなってくる。つまり顧客の変化を理解してコミュニケーションをとらないと、結果的にコンバージョンにつながらない。ここは注意が必要だ」(横沢氏)

では、この顧客変化をどう捉えればいいのだだろうか? 

データには「顧客に紐づくもの」と「時代を表すもの」がある。どちらも顧客心理を知るために必要だ。たとえば「雨が降っているから今日は買い物をやめよう」という具合に、外部環境が顧客心理に影響することもある。

顧客心理を的確にとらえるために、重要なツールがMA(Marketing Automation)なのだ。

「MAとは、マーケティング活動に関わる各プロセスのアクションを自動化することで、業務効率を高められるもの。最適なターゲットに対し、最適なコンテンツを、最適なタイミングで届けられる。これにより見込み客(リード)を育成していくことこそ、MAの本質」(横沢氏)

最近では、多くのMAツールが各社で登場している。またターゲットがB2BとB2Cでは内容も異なってくる。

B2Bでは、広告・アウトバンド・イベントなどで獲得した見込み客をスコアリングし、良質のリードとして育成していくのが一般的な流れだ。

一方、B2Cの場合には、顧客の属性・行動・頻度を分析し、各顧客に対して適切なチャネルでコミュニケーションをとるために用いられることが多い。

ある人にとってはLINEが良いが、ある人にとってはメールのほうが良いかもしれない。それぞれ訴求方法も異なる。そこでMAが用いられるが、その効果を高めるには、刈り取った見込み客をホットリードにするシナリオ設定が最重要ポイントなのだ。