経団連次期会長に日立中西宏明氏、5月末に就任予定

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2018年1月9日、経団連の榊原定征会長は次期会長に副会長である中西宏明氏が確定したことを発表した。中西氏は日立製作所会長で、日立をV字回復させた手腕が注目されている。
経団連次期会長に日立中西宏明氏、5月末に就任予定

これまで政界と一定の距離を保ってきた日立から、初となる経団連会長が誕生する見通しだ。

2018年5月末に経団連会長に就任予定の中西宏明氏は、巨額赤字にあえぐ日立製作所の改革に着手し沈みゆく東芝を尻目にV字回復へと導いた手腕の持ち主。

コンピューターエンジニア出身でITに明るく、海外で子会社の社長を勤めた経験を持つ中西氏は、米中の大企業CEOなど海外とのパイプも強い。現にメーカーからIoT企業への日立の"変貌"をリードし成功に導いた実績もある。

安倍政権との関係も良好で、政策会議のひとつである「未来投資会議」の有識者議員として名を連ねるほか、国内の財界にも人脈が豊富だ。

日本経済が20年以上停滞している間に、米中ではアップル、アルファベット、フェイスブック、アマゾン、アリババ、テンセントといったIT大手が世界を凌駕し、Uber、Airbnbなどディスラプチャーの台頭や機械学習をはじめとるすテクノロジーの進化により既存の産業構造が崩れつつあつなか、ジャパンクオリティとして世界に誇ってきたモノづくりのフィールドでも中国や台湾などに押されつつある。

日立時代の成功に続いて時代にあった"日本経済の立て直し"が果たされるよう期待したい。