中国のユニコーン企業、今後の戦略は
2018年は、バイドゥに挑むディディのように、アリババやテンセントなどの大手テック企業と刃を交える例も出てくるのではないだろうか。また、「ディディ vs 美团」のようにユニコーン企業同士の争いも勃発するかもしれない。
今回紹介した資金調達額のランキングには登場していないが、VRでオキュラスとの提携が発表されたシャオミなどは十分あり得ると筆者はみている。
日本企業はどう対処すべきか
日本やアメリカの企業が口を揃えていうのは、「中国で成功するのは難しい」ということだ。撤退を余儀なくされたとしても、中国という地域のユニークな事情によるところが大きいと片付けがちだ。
しかし、実際には中国で成功している外資企業もたくさんある。その代表例はスターバックスコーヒーだ。中国では元々お茶を飲む文化がある。そのお茶文化の中国にスターバックスはコーヒー文化を持ち込んだ。スターバックスが上陸してから数年が経ち、いまでは中国でもお茶よりもコーヒーが好む文化が根付いている。
自国のやり方や価値観をそのまま相手国に持ち込むのではなく、相手国の文化をよく研究し戦略を立てたスターバックスに、日本企業が中国をはじめ諸外国でも生き残っていくヒントがあるのではないだろうか。
※資金調達額の参照元は今日头条に掲載の智能帮による。