ウェルスナビが総額45億円の資金調達を実施、資産運用ロボアドバイザー「WealthNavi」体制強化へ

5日、資産運用ロボアドバイザー「WealthNavi」を提供するウェルスナビは、経営基盤やマーケティングの強化などを目的として、新たに総額45億円の資金調達を実施することを発表した。

ウェルスナビが総額45億円の資金調達を実施、資産運用ロボアドバイザー「WealthNavi」体制強化へ

2016年7月に正式リリースされた「WealthNavi(ウェルスナビ)」は、約1年7か月で申し込み件数7万口座、預かり資産600億円を突破し、預かり資産・運用者数No.1という人気の資産運用ロボアドバイザーである。

これを提供する同社は、未来創生ファンド、グローバル・ブレイン、ソニーのコーポレートベンチャーキャピタルであるSony Innovation Fund、DBJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタルを引受先とした第三者割当増資により15億円、複数の金融機関からの融資等により30億円、総額45億円の資金調達を実施することを発表した。

今回の資金調達により、経営基盤、サービスの開発・運用体制の強化、およびマーケティングの強化を進めるという。

資産運用にかかわるすべてを自動化する「WealthNavi」とは

●  すべておまかせの資産運用

●  中長期的に安定的に資産を形成していきたい、働く世代へのサービス

●  高い機能で効果的・効率的な資産運用をサポート

投資一任型のロボアドバイザー「WealthNavi」は、中長期的かつ安定的に資産運用をしたいユーザに対して、自動的に運用ポートフォリオを構築して提案する。ポートフォリオの構築には、ノーベル賞を受賞した理論や、プロの機関投資家の資産運用アルゴリズムなどが用いられ、完全に中立の立場から投資先が提案されるので初心者にも利用しやすい。

さらに、この最適ポートフォリオにもとづく自動積立、自動発注、自動再投資、ひいては税金の最適化までを自動で行うことが可能だ。忙しい働く世代に代わって、理論や実績にもとづく客観的で質の高いポートフォリオを作成し、運用することができるのも魅力だ。

資産運用をはじめる人にとって、ハードルが高い個別銘柄の選定、売り買いのタイミングを監視する時間などのハードルも、「WealthNavi」が取り除いてくれる。また、手数料も預かり資産3,000万円までは年率1.0%、3,000万円を超える部分は0.5%と明確である。


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増資には未来創生ファンド、グローバル・ブレインなどが参加

今回の大規模増資は、同社が持つ強み、技術力および透明性に対する市場の期待の表れである。30億円の金融機関からの融資に加えて、15億円の第三者割当公募増資が含まれる。今回新たに増資の引受先となったのは、未来創生ファンド、グローバル・ブレイン、Sony Innovation Fundの3社(者)である。

未来創生ファンドは、スパークス・グループが運営し、トヨタ自動車および三井住友銀行が出資に参画するファンド。知能化技術やロボティクスの分野に強みをもつ企業などを中心に投資を行っている。

グローバル・ブレインは、その名のとおり日本のみならず世界に展開する独立系ベンチャーキャピタル。提供資金の総額は500億円を超える。

Sony Innovation Fundは、ソニーが設立したファンドで、AIやロボティクス分野への投資を通じて自社事業との協業を強化することを目的としている。

同社によると、今回調達した資金は、経営基盤の拡大・強化、ロボアドバイザー「WealthNavi」やおつりで資産運用アプリ「マメタス」の新機能拡充や機能改善、運用体制のさらなる強化、マーケティングおよびプロモーション活動の推進に充当するという。

「いつでもどこでも自動で資産運用」があたりまえになる日も近い?

少子高齢化のいま、自ら資産を運用して増やしていくことに若い世代は積極的だ。「WealthNavi」はスマホアプリもあり、いつでもどこでもチェックすることが可能で、難しいイメージの資産運用のハードルを下げてくれる。今回の資金調達でさらなる広がりを見せるか、今後も注目していきたい。