メルカリのシェアサイクル「メルチャリ」個人・地域参加型の新しいしくみ、福岡で27日スタート

最終更新日: 公開日:
メルカリのグループ会社であるソウゾウは13日、オンデマンドシェアサイクルサービス「メルチャリ」を27日より福岡でスタートすることを発表した。個人宅をポートにしたり、放置自転車対策をユーザーと一緒に行うなど、他社にはないしくみで差別化をはかり、今後エリア拡大を視野に入れている。
メルカリのシェアサイクル「メルチャリ」個人・地域参加型の新しいしくみ、福岡で27日スタート

個人間のシェアリングをけん引する「メルカリ」の新事業

フリマアプリ「メルカリ」を運営し、個人間のシェアリングに早くから着目してきたメルカリ。その子会社であるソウゾウは、チャットで取引ができる地域コミュニティアプリ「メルカリ アッテ」や、本・CD・DVD・ゲーム専用フリマアプリ「メルカリ カウル」などを運営する企業である。

同社が今回シェアリングするのは自転車。すでにシェアサイクルは複数社が参入しているものの、メルチャリで注目すべきなのはその運用のしくみである。気になるそのサービスをみていこう。

メルチャリの利用は「探す、借りる、支払う」スマホですべて完結

利用方法は至って簡単で、スマホがあればすぐに登録から支払い、鍵の開錠までを行える。電車を利用する場合は駅までの所要時間、車の場合は駐車場までのリーチや空き状況など、乗車以外にかかるわずらわしさがないのが自転車の魅力だが、その利便性を損なわないシステムとなっている。

● まずは利用登録。フリマアプリ「メルカリ」のアカウントで利用できる。
● アプリ内のマップに記載されている専用ポートで自転車を探し、借りる。鍵の解除は発行されるQRコードで行う。
● 料金は4円/分。乗った分だけ支払う料金システム。
(対応アプリはiOS版のみ先行提供開始)


ビヨンド(Beyond)人気コンテンツ
中国「最強のユニコーン企業」10社
みずほ次期システム開発炎上のワケ
DMM亀山会長に聞くアカデミーの実態
ソフトバンク副業解禁の背景
もしアマゾンがトイザらスを買収したら?


個人や地域、ユーザーを巻き込んだ参加型のしくみ

メルチャリで新しいのは、 地域の民間企業に加えて個人宅・店舗の軒先などをポートに利用するという点である。街にいかに多くのポートがあるかは、ユーザーの利用のしやすさに大きくかかわる課題であり、メルチャリはその課題の解決に地域の人を巻き込むしくみを考えたのだ。個人ポート提供の登録は、ホームページで行うことができる。

また「お客さまとともにサービスをつくる」を掲げ、ユーザーによる違反報告や自主的な放置自転車の移動などのアクションに応じて、「メルチャリ」内で貯まるマイルやメルカリポイントを付与 。 ユーザーの アクション履歴やマイルの累積状況はアプリ上で随時確認することができ、日常的にユーザー同士で運営を助け合うような仕組みをつくるという。

メルチャリで使用する自転車には、GPSが内蔵されており、常時自転車の駐輪場所を把握し、サポートトラックが放置・違法駐輪の自転車や故障車を移動・回収することで、各ポートを常に最適な状態に保つように管理。ユーザーのアクションと両面から、対策をたてている。

シェアリングサイクルの先進国・中国では、自転車をどこでも乗り捨てられるシステムで利便性は高いものの、山積みの放置自転車が社会問題化している。ユーザーに対するポイント付与が、利用マナーの向上にどこまで効果を発揮するのかは見どころだ。