シェアリングアプリ「Totte(トッテ)」登場、撮影機材に特化したマッチングサービス

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CREARCは3月1日、撮影機材に特化したシェアリングアプリ「Totte(トッテ)」の公式サイトを公開した。 これは、高価な撮影機材を保有している貸し主と撮影機材を借りたい借り主とをマッチングさせるアプリである。
シェアリングアプリ「Totte(トッテ)」登場、撮影機材に特化したマッチングサービス

撮影機材をシェアリングするアプリ

現在、ミレニアル世代を中心に「モノ」に対する新しい考え方に変化が起こっている。それは、「所有」から「共有」への変化である。これにともない、民泊のAirbnb、配車サービスのUber、自転車をシェアするMobikeなど、さまざまな分野でシェアリングサービスが登場している。

今回のTotteは、撮影機材に特化したシェアリングサービスを提供するアプリだ。貸し主(オーナー)は自身のプロフィールとシェアリングが可能な機材をアプリへ登録。必要に応じて撮影機材を借りたいと思う借り主(レンター)とマッチングさせ、オーナーに「レンタルリクエスト」を送る。オーナーが「リクエスト承認」ボタンを押しマッチングしたら、撮影機材のシェアリングできる。

実際に会って撮影機材を確認し機材を貸し借りすることで、オーナーは設定した撮影機材のレンタル料金を報酬として受け取ることができるという。

出典:プレスリリース

撮影機材をアプリで探せて貸し借りできる

特徴は、利用してみたい撮影機材をアプリで探せて貸し借りできるということ。撮影機材を保有しているオーナを近所から探すことができるのだ。また、オーナーの機材登録は無料。レンターが支払うのはオーナーが指定した撮影機材のレンタル料+保険料のみとなっている。

さらに、万が一機材が壊れた場合に備えて保険を用意し、大切な機材を守る。(現在、保険会社と内容について設計中)。

同社の代表取締役CEO 五十嵐典之氏によると、まざまな撮影機材を使用し、独自の動画を制作するYouTuberが動画市場を盛り上げる一方で、高級カメラや高額な撮影機材に手が届かない人が世界中にたくさんいるという。これを受け、利用頻度が少ない撮影機材を気軽に安心して貸し借りできる特化型のシェアリングサービスを考えたという。

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シェアリングサービスの課題と目指すものとは

このように広がるシェアリングサービスだが、もちろん課題もある。総務省の調べでは、日本では、シェアリング・エコノミーのデメリット・利用したくない理由として、「事故やトラブル時の対応に不安があるから」が特に多くなっているという。

出典:総務省「IoT時代における新たなICTへの各国ユーザーの意識の分析等に関する調査研究」(平成28年)及びみずほ情報総研提供資料(オーストラリア、インド分


 

これをみると、日本については、利用意向のない者の方が「事故やトラブル時の対応に不安がある」を選ぶ割合が相対的に高くなっている。一方、海外、特にサービスの利用率が高く利用が進展している米国においては、おおむね利用意向のある者の方が利用意向のない者よりも「口コミによる評価には限界がある」「企業が責任をもって提供するサービスの方が信頼できる」を選ぶ割合が相対的に高くなっているのがわかる。

これらの結果からすると、シェアリングサービスはまだ信頼性の点で、利用を躊躇する人が多いようだ。シェアリングサービスの場合、サービスの提供者が個人であることが多い。これが利用者にとって、リスクに感じられることが多いのだろう。

情報化社会での新しいサービスを目指す

しかし、シェアリングサービスは、このようにデメリットばかりではない。スマホさえあれば簡単にサービスのやりとりができる、これはユーザー、サービス提供者側両方にとって大きなメリットだ。

このようなサービスが登場してきた背景には、テクノロジーやインターネットの進化による世の中の変貌、つまり、情報化社会の到来がある。これらのテクノロジーを使い、遊休資産の活用や地域活性化、そしてサービスの送り手と受け手の新しい形を目指す。

参考:総務省「シェアリング・エコノミーの認知度・利用率・利用意向」