日本生産性本部「女性活躍パワーアップ大賞」受賞組織を発表

4/11、日本生産性本部とワーキングウーマンパワーアップ会議は、第3回「女性活躍パワーアップ大賞」の受賞組織、大賞1団体、優秀賞5団体、奨励賞2団体を発表した。

日本生産性本部「女性活躍パワーアップ大賞」受賞組織を発表

女性活躍パワーアップ大賞とは

平成28年8月に、国会において「女性活躍推進法」が成立した。しかし、長年にわたって定着してきた企業文化や職場風土を変えることは、なかなか難しい。変えるためには、中長期的な視点を持った育成が求められている。

そこで、日本生産本部とワーキングウーマンパワーアップ会議では、女性の成長と活躍で生産性の向上を図るという動きを加速させ、独自性のある創意工夫された取り組みを行っている組織を応援するため、「第3回女性活躍パワーアップ大賞」を実施し、表彰した。

選考の観点は、
a. 女性の活躍推進に、総合的かつ先進的な取り組みを行っている。
b. 中堅・中小企業などにおいて、それぞれの特性を生かした独自性のある取り組みを行っている。
c. 女性の参画により、異なる発想、新たなビジネスモデル、サービスモデルを創出し、生産性向上、業績向上につながる取り組みを行っている。
d. 早い段階からのキャリア育成に配慮し、女性社員の成長、育成を積極的に促している。
e. 長年にわたって定着してきた組織風土改革、意識改革に取り組んでいる。

上記の観点から、企業・組織で他の範となる事例や、組織内外に大きな影響・貢献を果たしているものを選出した。

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第3回女性活躍パワーアップ大賞を受賞した6つの組織

今回の賞では、大賞1組織、優秀賞5組織、奨励賞2組織が選ばれた。
各賞の受賞組織は、以下のとおりである。

大賞 : 損害保険ジャパン日本興亜

優秀賞: ファミリーマート
     田辺三菱製薬
     健祥会グループ

奨励賞: 綜合警備保障(ALSOK)
京葉銀行

上位入賞組織の評価されたポイント

大賞受賞の損保ジャパン日本興亜は、「働きやすさ」と「働きがい」の2軸で施策を推進し、女性の管理職者数が着実に増加している点が評価された。とりわけ、女性管理職比率目標を2015年度末10%(達成済)、2020年度末30%と公表している点や、女性社員対象の育成プログラムで女性管理職を継続的に輩出している点、男性の育児休業取得率改善などが高評価を得たポイントである。

また、優秀賞のファミリーマートは、トップ自ら、リーダーシップを取り、女性の管理職を登用したこと、ボトムアップで自部門の課題解決に挑戦し、新しい働き方を実現してきたことが、受賞理由である。

田辺三菱製薬は、育児休暇を、「休める制度」から「復職して活躍できる制度」への仕組みづくりを実施し、育児中社員のさらなる活躍、育児参画を支援したことが高く評価された。

健祥会グループは、多様な勤務形態の拡充と選択しやすいシステム整備で、継続勤務を実現。また、パートタイマーから正職員への転換も3年間で約100名という実績を残したことが認められた。

上位企業の取り組み事例は、自社の人材戦略をたてる際にも役立つ。少子高齢化が進み、今後ますます女性労働力の必要性は高まるだろう。企業は優秀な女性人材確保のために、できる対策を検討すべきである。

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