ロコンド決算は今期営業赤字10億円を計画、免税大手ラオックス提携やシャディ買収で注目【2018年最新版】

「自宅で試着、気軽に返品」できる靴とファッションのECサイト「ロコンド」や、ブランド向けのB2Bプラットフォームを運営するロコンドは4月13日、2018年2月通期決算を発表した。

ロコンド、免税大手ラオックス提携やシャディ買収で注目

今回、ロコンドが発表した決算内容は、短期的な収益よりも中期的な成長計画が優先されたものだといえる。資金や運営体制、タイミングなどが整い、中期的なビジョンが明確になったからだと推察できるが、2018年2月に発表された「免税大手ラオックスとの提携」もその一貫だ。

婦人靴の製造販売を行う、モード・エ・ジャコモとオギツを子会社に持つラオックスは、近年ファッション事業に力を入れており、提携によってロコンドにもさまざまなシナジー効果をもたらすと期待されている。
たとえば、モード・エ・ジャコモとオギツの商品をLOCONDO.jpで販売し、ロコンドのプライベートブランド商品をラオックスが開発提供する、といった具合だ。

また、ロコンドのECプラットフォームをラオックスに、ラオックスのB2B/越境ECチャネルをロコンドに提供することで、マーケット自体の拡大も期待できる。

この時点で、2020年度の取扱高300億円という計画も発表されており、ロコンドの中期経営計画の大きなエンジンとなっているのは間違いないだろう。

さらに決算発表の直前である3月末には、ロコンドがギフト用品卸大手のシャディ全株式を取得、というニュースも伝えられた。この買収は、ロコンドがラオックスと共同で実施したもので、株式取得金額は20億円だという。

買収の目的には、以下の3点が挙げられている。

  • 在庫シェアリング効果を狙ったEC取扱高の増加
  • ロコンドのITインフラ投入でシャディのオペレーションを改善し、利益創出を実現する
  • シャディのオペレーション改善で得たノウハウをロコンドのプラットフォーム事業にフィードバック

なお、シャディの株式保有はラオックスが60%、ロコンドが40%となるため、ロコンドには持分法を適用しない。