新しい産業を日本でも根付かせるために何が必要か
日本でも新しい産業としてドローンレースを定着させるためには、何といってもドローンレースのファンを増やさなければならない。その方法について堀江氏は、「13歳でプロレーサーになれるなんて、夢のある話」としたうえでこう語る。
「レースの会場も含めた一体的な盛り上がり方、エンターテイメント性が必要。スポーツ全般にいえることだけど、サッカーにしろ、野球にしろ、バスケットボールにしろ、アリーナやスタジアムとの一体感が大事。気軽にドローン触れる体験会を開催したり、飲食やほかのEsportsともコラボレーションしたりして、ドローンに興味がないけどドローンレース会場に行くという人が増えると裾野が広がるのでは」(堀江氏)
ドローンチャンピオンズリーグ(DCL)映像総監督 アントン・ネルソン氏は、日本チーム初参戦に際しパイロットが通う学校を訪問し授業風景や部活の様子の映像を撮影してきたという。
「ドローンレースのヒーローが生まれる過程をコンテンツとして発表していきたい。日本では法規制が厳しく、いまのままでは日本でドローンレースを開催することはできないがRAIDENが活躍して日本政府にもアピールして、開催できる運びになるよう期待している」(ネルソン氏)
2018年は6戦を予定しているというRAIDEN RACINGの初戦は6月、ドイツ ミュンヘン戦だ。