最も有効なデジタル広告効果測定は「メディア横断×人ベース」ー大手広告主10社の研究会報告

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ニールセン デジタルは4月26日、2017年10月に大手広告主各社とニールセン デジタルで発足した「デジタル広告におけるリーチ指標利活用研究会」の研究成果をまとめ、発表した。それによると、「人」ベースでメディアのリーチ効果を正確に把握することが大切であることが分かったという。

今後は「メディア横断的な交流が必要」

今回の研究により、第三者機関の計測指標を活用することで、「人」ベースでメディアのリーチ効果を正確に把握することが大切なことがわかったという。さらに、各メディアのターゲティング精度やリーチカーブなどのナレッジを社内で蓄積すればさまざまな効果改善を図ることも可能であることがわかったという。

一方で、課題として、広告主だけでは改善しきれない点もあることがわかった。また、今後の期待として、「ビューアビリティやアドフラウドの問題も解決し、より正確なリーチ指標を計測できるようにすること」、「テレビなどのマスメディアとデジタルで共通の指標で評価すること」、「デジタル広告の質的な効果(ブランドリフトなど)をメディア横断的に統一の指標で評価すること」という3つの期待の声が上がったという。

大手広告主10社が共同で行った研究において、「メディア横断的な動きが必要」という意見が出た点は、注目すべきだ。今後は個社だけでなく業種を超えた連携や、テクノロジー・データの共有がさらに進む時代。いかにフレキシブルに、業界業種を超えた交流ができるかが、企業成長のカギになるだろう。