日立製作所決算、当期純利益は前期比157.0%の3,629億円で過去最高益更新【2018年最新版】

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日立製作所は4月27日、2018年3月期の決算を発表した。増収となった売上収益は前期比102.3%の9兆3,686億円、当期純利益は前期比157.0%の3,629億円で過去最高益を更新。
日立製作所決算、当期純利益は前期比157.0%の3,629億円で過去最高益更新【2018年最新版】

日立製作所が2018年3月通期決算を発表

日立製作所は4月27日、2018年3月通期決算を発表した。通期決算は、売上収益が前期比2.3%の9兆3,686億円、営業利益が前期比21.7%の7,146億円、当期純利益が前期比45.2%の4,909億円で増収増益だった。

大幅な増収増益となった要因には、当期に日立物流、日立キャピタル、日立工機を連結から外すというポートフォリオ見直しがあり、減収要因となった反面、実質前期比104%の成長を見せた事業拡大と、為替差益が増収につながった。特に成長分野は中国を中心に海外での販売を伸ばした建設機械、エレクトロニクス・自動車関連製品の販売が拡大した高機能材料、英国向け鉄道システムが好調だった鉄道システム部門であり、これらはM&Aによる成長の恩恵も受けた。

また、顧客データをAI・アナリティクス活用により価値に変換、顧客の経営指標改善、課題解決を図るサービス事業であるLumadaコア事業と、Lumadaコア事業がけん引するIoT分野のSI事業であるLumada SI事業が当初の計画を上回る拡大を達成したことも要因としてあげられる。

さらに、各分野のリーディングカンパニーとの協創により蓄積したLumadaのユースケース・ ソリューションコアの活用を行うことで、2018年度はより加速する見通しだ。

「IoT時代のイノベーションパートナー」目指す日立製作所、2018年度の見通しは

デジタルトランスフォーメーションの加速を背景に、IoT時代のイノベーションパートナーになるという目的で、「電力・エネルギー」「産業・流通・水」「アーバン」「金融・社会・ヘルスケア」の4つの事業分野に注力する2018中期経営計画が策定された。

2017年度はM&Aでのグローバル事業拡大、Lumada強化を実現し、2018年度は適切な投資とともにグローバル事業拡大とLumadaによるデジタル事業の拡大を狙う。この計画に伴い、2019年3月期の売上見込みは9兆4,000億円、営業利益は7,500億円、当期純利益は5,300億円になる見通しだ。