パナソニック決算、当期純利益は前期比158.0%の2,360億円で大幅増益【2018年最新版】

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パナソニックは5月10日、2018年3月期の決算を発表した。売上高は前期比108.7%の7兆9,821億円、当期純利益は前期比158.0%の2,360億円で増収増益だった。
パナソニック決算、当期純利益は前期比158.0%の2,360億円で大幅増益【2018年最新版】

パナソニックが2018年3月通期決算を発表

パナソニックは5月10日、2018年3月通期決算を発表した。通期決算は売上高が前期比109%の7兆9,822億円、営業利益が前期比137%の3,805億円、当期純利益が前期比146%の2,520億円と増収増益だった。

セグメント別でいえば、堅調なアプライアンスに加え、オートモーティブ&インダストリアルシステムズの売上が前期比116%の2兆8,035億円と売上高に大きく貢献した。これは、環境対応車の市場成長や先進運転システム(ADAS)の需要拡大により、車載分野で電子化・電動化関連の販売が伸長、フィコサ社の新規連結と中国でのデバイス販売が好調に推移したことが大きな要因である。

それに加え、国内の電材事業や水まわり設備の販売が全体的に増加、原料費高騰に対する合理化なども行った。その結果、コネクテッドソリューションのスマートフォンメーカー向け実装機やモバイルノートパソコンなどの販売が好調に推移し、前年比110%となる1,057億円の大幅増益を達成。これにより、2012年度から続いていた減収増益が、今期7年ぶりに増収増益に転じた。

パナソニック、2018年度の見通しは

2018年度は、車載電池事業の大幅成長を見込むエネルギー、オートモーティブ&インダストリアルの継続的な成長により、為替変動や固定費増加を織り込みながらも、営業利益が4,250億円、次期純利益が2,500億円の増収増益を見込んでいる。

パナソニックは自社の事業を「高成長」「安定成長」「収益改善」の3つの事業区分に分類し、高成長事業に集中した投資である1兆円戦略投資を継続。具体的には、高成長事業を売上・利益成長のけん引役として位置付け、大規模投資経営リソースを集中、安定事業を競争力を生かして着実に利益を創出し、さらなる原資を生み出す事業として成長させる予定だ。そして収益改善事業に固定費削減・合理化などの適切な施策を施すことで、安定成長へシフトさせるとしている。