三菱地所決算、営業利益は前期比110.7%の2,130億円で2期連続過去最高益更新【2018年最新版】

三菱地所は5月14日、2018年3月期の決算を発表した。増収となった営業収益は前期比106.1%の1兆1,940億円、営業利益は前期比110.7%の2,130億円で2期連続過去最高益を更新した。

三菱地所決算、営業利益は前期比110.7%の2,130億円で2期連続過去最高益更新【2018年最新版】

三菱地所が2018年3月通期決算を発表

三菱地所は5月14日、2018年3月通期決算を発表した。増収となった営業収益は前期比106.1%の1兆1,940億円、営業利益は前期比110.7%の2,130億円、当期純利益は前期比117.3%の1,204億円となり、2期連続過去最高益を更新した。

主力となるビル事業では、2017年1月竣工の大手町パークビルの寄与などにより、建物賃貸収益が増収となった。1戸当たり販売単価の増加とともに、販売戸数も増加したマンション事業でも、収益は微増ながら大幅増益を達成。保有物件の売却益を計上し、増収増益を果たした生活産業不動産事業とともに、すべてのセグメントが業績に貢献した。

利益面に関しては、前年度に一過性利益を計上した海外事業で反動はあったものの、連結では大幅増となる当期純利益を確保している。

三菱地所、2018年度の見通しは

これまで三菱地所では、安定経営に向けた収益基盤強化を目的に、丸の内再開発などの施策に取り組んできた。2017年度からスタートした新たな中期経営計画では、これらをベースに「収益基盤強化の成果を利益として具現化」し、環境変化の加速をチャンスととらえた「2020年代のさらなる成長に向けたビジネスモデル革新を推進」していくという。

具体的には、丸の内を中心としたエリア価値向上で期待される、インカムゲイン・キャピタルゲインの積み上げ。またバリューチェーンを整備した物流施設事業での安定的なキャピタルゲインも見込んでいる。キャッシュフロー改善などで拡大する賃貸等不動産の含み益など、これまでの成果を利益として具現化し、収益基盤をさらに強固なものとしていく。

2020年代の成長に向けては、テクノロジーを活用したメンテナンスの効率化や「スマート内覧」などのサービスがスタート。「FINOLAB」などの既存ビルへの新機能導入も積極的に行っている。また空港・リゾート事業への進出なども具体化、さらには出資を含めたベンチャー企業との協業など、新規事業創出に向けた社内外の仕組みも構築。ビジネスモデル革新を推進し、新たな収益基盤構築で、さらなる成長を実現していく。

三菱地所では、これらの施策推進により、次期業績見通しに営業収益1兆2,900億円、営業利益2,150億円、純利益1,230億円を見込んでいる。これはインカムゲインの増加、安定的なキャピタルゲインの計上が大きな基盤となっており、3期連続の最高益更新を狙っている。