三菱地所決算、営業利益は前期比110.7%の2,130億円で2期連続過去最高益更新【2018年最新版】

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三菱地所は5月14日、2018年3月期の決算を発表した。増収となった営業収益は前期比106.1%の1兆1,940億円、営業利益は前期比110.7%の2,130億円で2期連続過去最高益を更新した。

三菱地所が全社導入を決めたクラウド名刺管理サービスとは

オフィスビルや住宅、商業・物流施設からホテルなど、総合的なまちづくりを手がける三菱地所では、その性格上、個人・法人を含めた多様な顧客接点を持っている。必然的に、営業情報共有には名刺が必須であり、これまでもチーム内で有機的に共有・活用されてきた。

だが、同社でも企業活性化を目的とした、定期的な部署・グループ会社間の人事異動がある。こうした状況でも、常に社員の人脈を可視化・共有し、途切れることなく継承していく仕組みが必要だ。このニーズが三菱地所に名刺管理サービス「Sansan」のトライアルに踏み切らせた。

トライアルに参加したーザーは、法人営業部の役員・社員を中心に、各事業部・支店から集められた約300名。その結果、部署・組織を横断した名刺情報共有の有効性、営業機会拡大へ期待が持てるなどが判明。セキュリティ面での問題もクリアしたことで、グループ会社6社を含む、全社導入が実現した。

Sansanをはじめとした名刺管理サービスは、名刺情報入力の手間を軽減し、データベースでの一元管理によってチーム間共有を実現する。近年ではクラウド環境で提供されるサービスが増加しており、スマートフォンで撮影した名刺情報を、オペレーターが正確に修正するサービスも存在。時間と場所を問わないアクセスで、個人の資産だった名刺情報が、企業の資産として活用できる。

三菱地所が考える未来のまちづくりのための働き方支援

「まちづくりを通じて社会に貢献する」を基本使命に掲げる三菱地所では、多様な人々で構成される「まち」同様、多様な人財が活躍できる均等な機会の創出に注力している。たとえば、求める人財像を「志のある」「現場力・仕事力のある」「誠実・公正である」「組織で戦える」「変革を起こす」人物と定義し、人財育成を進めていく姿勢だ。具体的には、基礎的なスキル向上を目的とした能力開発プログラムのほか、英語研修・通信講座を自由に選択できる、自己啓発支援制度など多岐にわたる。

もちろん、均等な機会の創出にダイバーシティの考えは欠かせない。男性・女性ともに働きやすい環境を整えることで、女性管理職比率の上昇にもつながると考える三菱地所では、女性活躍推進の行動計画を策定、継続して注力していく。

これらを支えるのが、両立支援を含めたワークライフバランスへの取り組みだ。具体的には、育児や介護に関する休業制度や短時間勤務制度が設けられ、フレックスタイム制度、時間単位有給休暇制度とともに、個人の事情に応じた多様な働き方を提供している。さらに働き方改革を推し進める取り組みとして、勤務場所と時間の選択肢を拡大する考え方も示され、フリーアドレス制やテレワークも実現予定だ。


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