大阪地震を受けSNSで話題 「東京都防災アプリ」が間違いなく役に立つ

18日朝に発生した大阪北部を震源とする地震を受け、「東京都防災アプリ」が注目されている。2015年に都が発行した防災ブック「東京防災」のアプリ版ともいえるもので、防災の基礎知識から発災時に活用できるコンテンツまで、さまざまな情報が収録されている。ダウンロードは無料。

大阪地震を受けSNSで話題 「東京都防災アプリ」が間違いなく役に立つ

東京都が2015年に発行した防災ブック「東京防災」が、18日朝の大阪北部地震を受けてふたたび注目されている。とくに話題にのぼったのは、アプリ版の「東京都防災アプリ」だ。

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全国へ広まった「東京防災」

東京防災は、首都直下型地震などを想定して家庭向けに作成された“防災ブック”(B6版340ページ)。東京の特性を考慮したうえで、災害に対する事前の備えや、発災時の対処法などをまとめ、2015年に都内の一般家庭に配布された。

東京向けではあったが、一般的に活用できる内容も多く、都外からも希望が殺到。全国の書店などでも販売されることとなり、一時は販売休止になるほど注目された。東京防災はまた、HPなどで閲覧できるほか、各電子書籍販売サイトでも配布されている。

アプリ版が話題に

18日朝の大阪北部地震を受けてSNSなどで話題になったのは“アプリ版”だ。「今すぐダウンロードできる」とアプリを紹介する投稿が相次ぎ、また拡散されている。

アプリ版もとい「東京都防災アプリ」は2018年3月、スマートフォン、タブレット向けにリリースされた。「東京防災」の収録内容をはじめ、防災の基礎知識、発災時の対処方法さまざまな情報が集約されている。

日本語はもちろん、英語、繁体字、簡体字、韓国語の5か国語に対応している。ダウンロードは無料

アプリの“3つのモード”と“できること”

アプリは大きく、3つのモードに分けられている。

東京防災モード

防災ブック「東京防災」の内容を中心に構成されたコンテンツ。防災の基礎知識や、発災時にどうするべきかなどが収録されている。

防災について、「『防サイくん』のおうち」づくりや、具体的なストーリー通してシミュレーションしながら学べたり、発災時にとるべきアクションをカテゴリごとに閲覧できたりと、ブックの内容がよりわかりやすく整理されている。


左:「防サイくんのおうちづくり」/右:備蓄物などのチェックリスト


東京くらし防災モード

“女性の視点”から作成された防災ブック「東京くらし防災」(2018年2月作成、B6版164ページ)の内容をベースとしたコンテンツ。日常のなかで無理なく取り組める防災対策や、被災者の体験談も盛り込んだ被災時の対処法などが紹介されている。

より“くらし”に特化した内容となっており、「寝転んで、危険を探してみる」「ママバッグは使った分だけ足しておく」など、日常から取り入れられる女性目線での情報が収録されている。


左:東京くらし防災トップ/右:「いますぐできる!15のこと」


災害時モード

災害時に役立つ機能を集約したコンテンツ。登録した「マイエリア」の緊急情報を受信できるほか、安否連絡を登録、閲覧できたり、オフラインでも閲覧できる防災マップを収録していたりと、“いざというとき”に活用できるよう設計されている。

とりわけ、「災害時に読みたい『東京防災』」には、緊急時の応急手当法や、簡易トイレの作り方など水回りのポイント、避難所での過ごし方など、発災時に起きうる問題への対処法が具体的にまとめられている。

また東京都生活文化局が発行している「ヘルプカード」の内容も収録。ケガをしたとき、地震時の対応、避難時を想定した会話や解説などが、「英語」「中国語」「韓国語」の3か国語で掲載されている。


左:災害時モードトップ/右:ヘルプカード一覧(英語)


日常から「防災対策」を

地震大国日本。首都直下型地震、南海トラフ巨大地震など、大きな地震が“近いうちに必ず来る”といわれている。防災意識も高まりつつあるが、備えあれば憂いなし――備えすぎて困ることはない。東京都防災アプリには、防災の基礎知識がたっぷりと詰め込まれている。またオフラインで利用できるコンテンツも多数収録されている。東京以外でも間違いなく役立つはずだ。