HSBC香港口座を開設するには | 英語は必要?メリット・必要書類・口座開設の流れ

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HSBCの香港口座は、日本人投資家から人気が高い海外口座の一つです。本記事では、HSBC香港口座が人気の理由や、口座開設に必要な手続き、書類などに言及しつつ、口座開設全体の流れを解説します。
HSBC香港口座を開設するには | 英語は必要?メリット・必要書類・口座開設の流れ

英国4大銀行「HSBC」は人気口座のひとつ

HSBCとは、英国の4大銀行のひとつで、1865年に設立された由緒ある銀行です。正式名称は「The Hongkong and Shanghai Banking Corporation Limited」。その名のとおり、香港とシンガポールを拠点としています。

また、HSBCは香港の発券銀行(銀行券=紙幣の発行を行う銀行)でもあり、まさに香港の中心的な金融機関です。海外へ資産を分散投資する日本人投資家に人気があり、口座開設する人が後を絶ちません。なぜHSBC香港がここまで人気を集めるのでしょうか。

HSBC香港で口座を開設する3つのメリット

HSBC香港で口座開設を行うと、次の3つの理由から、海外への投資に有利になるとされています。

(1)国内では投資できない金融商品が購入可能

海外の金融商品の中には、日本国内から購入できないものがいくつもあります。たとえば、外貨預金や投資信託、株式、社債、債券などです。特に株式においては、香港株や米国株を購入できるというメリットがあります。

(2)日本よりも有利な外国為替レート

日本の銀行に比べて、外国為替レートが有利なこともメリットのひとつです。香港は世界的な金融センターですから、香港を中継してさまざまな通貨と交換が可能です。たとえば香港ドルや米ドル、ユーロなどは日本国内よりもレートが有利だと言われています。

(2)カントリーリスクを軽減する効果がある

経済や政治が比較的安定していると言われる日本でも、カントリーリスクと無縁ではありません。

たとえば、地震大国である日本は、大地震の影響で経済にダメージを受ける可能性が否定できません。日本だけに資産を集中させず、海外に資産を分ければ、リスクを分散させられます。

HSBC口座には3つのタイプが存在する

HSBC香港では、TRB(預金平均残高)に応じて、大きく3タイプの口座を用意しています。各口座の概要は次のとおりです。

Personal Integrated Account(パーソナル・インタグレーテッド・アカウント)

以前はスマートバンテージ口座と呼ばれていたタイプです。口座開設・維持には預金平均残高が1万香港ドル(約14万円)必要で、この額を下回ると毎月60香港ドル(約840円)の口座維持手数料がかかります。主にインターネットバンキングを目的とした顧客向けと言われています。ただし、専用窓口などは無く、担当者も付きません。

HSBC Advance(アドバンス)

必要とされる預金平均残高は20万香港ドル(約280万円)、口座維持手数料は月額120香港ドル(約1,700円)です。担当者と専用窓口が付き、5年間会費無料のクレジットカードが付属します。

HSBC Premier(プレミア)

預金平均残高として100万香港ドル(約1,400万円)、口座維持手数料として月額380香港ドル(約5,400円)が必要です。

3つのタイプの中ではもっともグレードが高く、担当者が付くことはもちろん、専用フロアでの接客が受けられます。また、無審査でクレジットカードが発行されます。

日本人がHSBC香港口座開設するために必要な手続き

では、実際にHSBC香港で口座開設を行うための手続きについて解説します。今回は、日本に居住する日本人を対象にした場合を想定します。

口座開設に必要な書類

まず、口座開設に必要な書類を揃えます。

  • パスポート
  • マイナンバー
  • 運転免許証
  • バンクリファレンス(金融機関が発行する紹介状・残高証明書)

このうち、注意が必要なのは運転免許証です。厳密には「英文で住所が書かれている公的機関が発行した書類」が必要なのですが、これを運転免許証で代用します。

国際運転免許証が提出できればスムーズにいくでしょう。しかし、国際運転免許証は誰もが持っているわけではないので、やや現実味にかけます。実際には日本の運転免許証で代用できるとされており、現地で運転免許証記載の住所を英訳できれば問題ないようです。

また、バンクリファレンスについては支店によって必要な場合と不要な場合があります。

HSBC口座開設に英語は必要なのか?

必要書類を整えたら、実際に現地で口座開設手続きを行います。このとき、日常会話程度の英語力は備えておくべきでしょう。なぜなら、口座開設時に担当者との会話が必要だからです。ただし、基本的にはパスポートと免許証を提出し、住所を英文で書き、口座のグレードを伝えらえれば問題ないようです。

HSBC口座は郵送でも可能?

かつては郵送での手続きも可能でしたが、2018年現在、郵送手続きはほぼ不可能と考えて良いでしょう。HSBC香港では、年々海外居住者の口座開設が厳しくなっています。現地に赴いて手続きするのが確実です。

2018年も香港HSBC口座開設は可能なのか?

海外居住者の口座開設が以前よりも難しくなったとはいえ、しっかりと必要書類を準備し、最低限の会話ができれば口座開設は可能です。ただし、支店によって対応が異なる点に注意が必要です。

たとえば、尖沙咀(チムサーチョイ)支店では英文の残高証明書が必要と言われたものの、オーシャンセンター支店ではパスポートと免許証だけで開設できたという報告があります。また、HSBC Advance(アドバンス)グレードならばすぐに開設できる傾向にあるようです。

海外の金融機関では支店や担当者によって対応が異なることが多いため、複数の支店で試してみるべきでしょう。

海外分散投資の拠点となるHSBC香港口座

HSBC香港口座は、海外のさまざまな金融商品に分散投資できる便利なツールです。一部では「プレミア口座」と呼ばれるほど開設が難しいとされていました。

しかし、必要書類を準備して現地で手続きすれば問題なく口座は開設できるでしょう。ただし、2018年以降も海外居住者に対する口座開設のハードルはあがりそうですから、できるだけ早めに手続きを済ませたいところです。また、投資用語や簡単な英会話は理解できるように準備しておきましょう。