サイバー攻撃対策で注目されるEDRとは?市場規模は2020年には50億円へ

独立系ITコンサルティング・調査会社であるアイ・ティ・アール(ITR)は6月19日、国内のマネージドEDRサービス市場規模推移および予測を発表した。それによると、国内マネージドEDRサービス市場の2017年度の売上金額は前年度比2.5倍の3.5億円なった。。

サイバー攻撃対策で注目されるEDRとは?市場規模は2020年には50億円へ

2020年には50億円にまで拡大する国内マネージドEDRサービス市場

EDRとは「Endpoint Detection & Response」の略で、通信回線やネットワークの末端に接続された端末やコンピュータ、情報機器などのことを指すエンドポイントを監視、解析する仕組みのことだ。

現在、標的型攻撃やランサムウェアなどによるサイバー攻撃の脅威から保護するソリューションとして注目を集めている。

出典:プレスリリース

今回のITRの調査では、2017年度の国内マネージドEDRサービス市場の売上金額は前年度比2.5倍3.5億円となった。また、同市場のCAGR(2017~2022年度)は70.2%と急速に成長している。このままいくと、2020年には50億円にまで拡大すると予測している。

この成長の背景にあるのは、企業がEDRを導入しても適切に運用できないことが要因にあるという。

導入企業がマルウェア感染後の事後対応を迅速に行えず、セキュリティサービスベンダーが企業ネットワークPCにEDRエージェントをインストールする。そこから、SOC(Security Operation Center)で監視・分析を行い、マルウェアの検知や端末の隔離などの調査および迅速な対応支援を行う、マネージドEDRサービス市場が立ち上がったというわけだ。

今後、EDRの定着とともに参入ベンダーの増加が予想されると同社では分析している。

マネージドEDRサービスを利用する企業は今後さらに増加傾向に

ITRのアソシエート・リサーチ・フェローである藤俊満氏は、これについて次のようにコメントしている。

「EDRの導入が進んでいる。しかし、EDRソリューションは、的確な運用を行わなければ機能を最大限活かせない。国内では、自社でEDRを運用することは非常に負荷の高い作業となる。このため、セキュリティサービスベンダーが提供するマネージドEDRサービスを利用する企業が今後さらに増えていく」(藤氏)

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