VRと3D次世代プレゼンツールで建設・製造業のデザイン現場に革命

VRコンテンツ制作会社積木製作は6月26日、建設や製造業などの設計者向けに、3Dデータを活用したVRプレゼンテーションツール「VR CAD Viewer」の提供を開始した。

VRと3D次世代プレゼンツールで建設・製造業のデザイン現場に革命

プレゼン現場でリアルな空間を体感できるVR

建設現場でのプレゼンの難しさは、立体物を図面によって表現し、受け取る側に伝えること。そして人によって感じ方の違う点について、どこまで客観的な言葉で表現するかという点にあるという。しかしこうした課題を、積木制作のVRソリューションはいとも簡単にクリアにしてくれる。

建設・製造業などの設計者向けに開発された、VRプレゼンテーションツール「VR CAD Viewer」は、プレゼンターとクライアントが同じ空間に入ることで、体感しながらプレゼンを受けられる。まさに百聞は一見に如かずのツールなのだ。

「VR CAD Viewer」の特徴は?

機器は、Lenovo社製のDaydream対応スタンドアロン型VRヘッドセット「Lenovo Mirage Solo with Daydream」を採用。

110度の広い視野角で、首を大きく回さなくても前後左右、上下への移動を検知可能な6軸トラッキング(6DoF)を、ヘッドセット単体で実現している。

デザイン確認において重要な、空間内を歩きまわる、見上げる、近づく、覗きこむを図面ではなく体感できることは、プレゼンにおいて非常に有効な手段になることは間違いない。

出典:プレスリリース

また、VR体験者が見ている映像は外部ディスプレイに転送できるため、同じ映像を共有しながらそのほかの参加者に対してもプレゼンテーションを行う事ができるため、意思決定にかかる二重の時間もとらないだろう。

3Dデータを受領してからの変換は、早ければ数日。スピード感をもって、設計内容の確認、共有が可能になるのだ。データの変換にはゲームエンジン「Unity」を提供するユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの「Unity BIM Importer」を利用。形状や仕上げ素材、照明の情報をそのままVRへと変換するという。

また、データ抽出には建設業界では必須となりつつあるBIMデータ(Building Information Modeling)を活用するという。

同サービスは、竹中工務店「学校法人慈恵大学 新外来棟(仮称)新築工事設計室」ですでに利用がはじまっており、フィードバックを受けながら改良を進めていく方針だ。

もっとも働き方改革が進んでおらず、人材難が深刻な業界。ソリューションでいかにこの課題を乗り越えていけるのか、今後も注目していきたい。

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