増加するランチ難民
職場における昼食の確保は、大きな悩みの一つ。職場の近くに飲食店がなかったり、あっても混雑していて入りづらかったり――「ランチ難民」という言葉にみられるように、多くの人が苦労しているのが現状だ。
「働き方改革」が進むなかで、昼休みを少しでも有効に使いたいというニーズも高まっている。昼食を効率よくとりたいと思っている人も多いだろう。
そんななか、サントリーとぐるなびが、法人向け宅配弁当の新サービス「宅弁(たくべん)」を発表した。飲料と同じように自販機でボタンを押すと、昼どきに弁当が届く、というものだ。都内の一部エリアで7月より随時開始している。
自販機で弁当を注文!?
サントリーの飲料自動販売機(自販機)をはじめとした総合飲料サービスを展開するサントリービバレッジソリューションと、飲食店情報サイトを運営するぐるなびが、共同で提供する。
朝8時〜10時の間に、飲料を買うように自販機から弁当を「注文」しておくと、12時までに付近の飲食店から弁当が届くという流れ。購入者にとっては、飲食店に並ぶ必要も買いに行く必要もなく弁当を受け取れるため、時間の有効活用につながる。
「宅弁」5つのポイント
宅弁には大きく、次のような5つのポイントがある。
職場近くの飲食店と提携
移動距離が短いため、よりできたてに近い状態の弁当を受け取れる。また注文を受けてからつくるため弁当の廃棄を減らせる弁当は日替わり、700円〜
月曜日から金曜日にかけて、提供レストランが変わるため、日替わりで楽しめる飲み物が10円引きに
弁当注文時に出てくるコインを使えば、飲み物を10円で購入できる自販機を設置するだけ
職場へ導入するには対象自販機を設置する必要があるが、通常の飲料用自販機同様に運用できるため、特別なコストはかからない金銭のやり取りが不要
注文も支払いも自販機を通すため、人が介在してのやり取りが不要。結果的に、担当者の手間を削減できる
日替わり弁当のイメージ(出典:プレスリリース)