フェイスブック利用方法、日本と海外「3つの違い」

海外デジタルマーケティングの支援を行うインフォキュービック・ジャパンは6月、世界の20~50代男女500人を対象にフェイスブックの利用実態を尋ねたアンケート調査の結果を発表した。それによると、日本と海外では利用方法に大きな違いがあることが伺える。「3つの違い」をみてみよう。

フェイスブック利用方法、日本と海外「3つの違い」

SNSの定番となったフェイスブック。デイリーアクティブユーザーは14億5000万人、月間アクティブユーザーは22億人(いずれも2018年3月時点)と、世界中の人が利用しているツールだ。個人情報の流出問題などネガティブなニュースがあったものの、今なおダントツのユーザー数を誇り、ビジネス用途でも注目されている。

海外デジタルマーケティングの支援を行うインフォキュービック・ジャパンは、世界の20~50代男女500人を対象に、フェイスブックの利用実態を尋ねるアンケート調査を実施。6月、結果を発表した。それによると、日本国内とそれ以外の国では活用方法に大きな差がみられたという。

フェイスブックは「プライベート用」

この調査は、2018年4月12日から同15日の期間、実施された。日本、中国、台湾、韓国、インドネシア、フィリピン、イギリス、アメリカ、スウェーデン、イタリアと、多国籍のスタッフが在籍するインフォキュービック・ジャパンが、「Facebook女子の実態」として女性の動向を抽出、分析した。女性のリアルな「動向」を浮き彫りにすることで、フェイスブックを活用した「ビジネスへのヒント」を探ったという。

しかしながら、ほとんが家族や友人とのコミュニケーションツールとして利用しており、あまりビジネスでは活用されていないことがわかった。フェイスブックに登録している理由について、国内上位は友だちとの会話が66.3%、家族との会話が14.7%。海外でも上位は、友だちとの会話が30.6%、情報収集が30.1%、家族との会話が15.7%という結果だったのだ。

日本と海外の違いを含めて、利用実態を以下で詳しくみていこう。

1. 自分の投稿が気になる?

まずは、自分が投稿した「いいね!」や「シェア」「コメント」の数が気になるか、という設問。「とても気になる」と答えた人は国内が12.9%、海外が18.1%だった。「少し気になる」と答えた人は、国内で36.8%、海外で47.1%。

一方、「ほとんど気にならない」と答えたのは、国内が16.6%、海外が26.3%、「全く気にならない」と答えたのは、国内が33.7%、海外8.4%だった。「全く気にならない」と答えた人の数は国内と海外で4倍以上の開きがあったのだ。

日本は海外と比べて、自分の投稿の「結果」を気にしない人が多い傾向にあるようだ。

出典:プレスリリース

2. どんなコンテンツに「いいね!」する?

次に、「いいね!」しているコンテンツについて尋ねた設問では、国内外で大きな差があった。

日本は「おもしろい写真」「美しい写真」が多く、海外の数字と比べても高めだ。それを上回って1位となったのは、「友達の近況報告」(20.9%)だった。

一方で海外は回答が分散しており、日本では1位だった「友達の近況報告」は9.6%とやや低め。つながっている「友達」の情報よりも、新たなコンテンツとの出会いを楽しんでいるようだ。

出典:プレスリリース

関連して、日本ではおもしろい写真、美しい写真の人気が高いことから、ビジュアルを意識したコンテンツが一つのキーワードになりそうだという。同社は、今後はインスタグラムのユーザー動向にも注目すべきかもしれない、と述べている。

3. フェイスブック経由で買い物する?

最後に、フェイスブックの投稿をクリックして商品やサービスを購入したことがあるか尋ねた。国内は「はい」が9.2%、「いいえ」が90.8%。海外は「はい」が73.9%で、「いいえ」が26.1%と、全くの逆の結果となった。

出典:プレスリリース

購入商品については、普段、女性が購入するものするものとほぼ一致しているという。

  • 化粧品
  • 美容グッズ
  • 洋服、下着などの衣料品
  • 日用品全般
  • Airチケット ほか

フェイスブックの利用方法について、日本と海外では、「自分の投稿が気になるか」「どんなコンテンツに『いいね!』するか」「フェイスブック経由で買い物するか」の3つの違いが存在することがみえた。国内向けか海外向けか、コンテンツを届けたい対象によって内容を工夫すべきであると、あらためて示唆されたといえるだろう。