生鮮食品ネットスーパー「クックパッドマート」のビジネスモデルとは

クックパッドが7月10日新たに発表した、生鮮食品ネットスーパー「クックパッドマート」が話題だ。「1品から送料無料で注文、好きな場所・好きな時間に受け取りができる」というが、生鮮食品のECサービスはすでにブルーオーシャンとは言い難い。同社に直撃し、そのビジネスモデルについて詳しくお話を伺った。

クックパッドマート今後の展開は

クックパッドマートは、集荷、配送、受け取り場所での認証など様々なオペレーションが必要となる。それぞれ強みを持っている他社との連携は適宜検討していく予定だという。ほかにも例えば「受け取り場所」が酒屋であれば、クックパッドマートの注文商品と一緒にお酒も利用者の自宅まで届けてくれるようなオプションがあっても良いという。

「クックパッドマートというプラットフォーム上でサービスを展開する企業さんが出てきても面白いですよね。そういった多様性を生むプラットフォームを目指したいです。商店街のようなコミュニティをスマホアプリの世界にも持ってきたいと考えています。」(福崎氏)

実際、地域の商店や生産者からの期待は高いという。

  • 集荷当日にお届けしてくれるから、お店で出しているのと同じ品質・鮮度で商品を提供できる。

  • ダンボール梱包などの手間がなく、店頭販売と同じ包装で集荷できるので、ECに参入しやすい。

商品の品質にこだわっているから、鮮度が保ちづらいECは難しい。人員が少ない小規模店舗ではECにかかるオペレーション負担が大きい。クックパッドマートは、こうした販売店、生産者の本当の「お困りごと」に寄り添えるサービスだ。

来年以降は関東圏中心に対応エリアを拡大して行く予定だというが、それよりも最優先と決めていることがある。

「まずは提供する地域の利用者である販売店さんと購入者のみなさまの満足度をしっかりと上げていきたいと考えています。エリア拡大よりも、満足いただけるサービスに育てるための施策を中心に行っていきます」(福崎氏)

子どもの食育のため、朝採れ野菜などの新鮮な食材を使ってお料理をしたい。たまには、焼きたてパンや手作りの和菓子をおやつに出してあげたい。そう願いながらもスーパーに駆け込み、ほどほどに満足できる既製品をカゴに入れてレジに並ぶ、そんな共働き世代は多い。筆者もそのひとりだ。

クックパッドマートで手軽に買ったこだわりの一品を食卓に並べて、心がちょっと豊かになる。そんな日常が待ち遠しく感じられた。