ウェアラブルデバイス世界市場、2022年には2億台に スマートウォッチが45%を占める

IT専門調査会社IDC Japan は7月18日、スマートウォッチなど身体に取り付ける「ウェアラブルデバイス」の市場動向について、2022年までの世界/国内出荷台数予測を発表した。2022年には世界の出荷数が1億9,976万台まで拡大すると予測。また、デバイスタイプ別にみると、今後は「耳掛け型」「靴・衣類型」が大きく伸びると予測している。

ウェアラブルデバイス世界市場、2022年には2億台に スマートウォッチが45%を占める

世界ウェアラブルデバイス市場規模2018年は8.2%増

腕や頭部など、身体に装着しての利用を想定したデバイスであるウェアラブルデバイスが注目を集めている。中でも腕時計型デバイス「スマートウォッチ」が知られているだろう。日常でも使用している人を見かける機会が多くなった。

今回、IDCでは同社が発行する「Worldwide Quarterly Wearable Device Tracker」の最新の予測を発表した。それによると、2018年は全世界で前年比8.2%増の1億2,489万台の出荷が見込まれるという。

出典:「世界ウェアラブルデバイス タイプ別出荷台数予測および年間平均成長率(CAGR)(タイプ別、単位: 百万台)」IDC Japan

そして、2019年から2022年にかけての成長率は、スマートウォッチを筆頭に他のウェアラブルデバイスの人気も高まると考えられることから、10%以上のプラスを見込んでいる。このため、2022年には出荷数は1億9,976万台まで増加するという。

国内市場は法人向けがけん引

日本国内の市場をみてみよう。同社は、2018年の年間出荷台数を合計85万6000台、2022年には124万8000台と予測している。

タイプ別で見ると、腕時計型が2022年には合計81万6000台と、市場の約65%を占めると予測。さらに、リストバンド型も37万7000台(シェア約30%)見込みと安定的なプレゼンスを維持するとみられ、全体としては9.9%の年間平均成長率を見込んでいる。

出典:「国内ウェアラブルデバイス タイプ別出荷台数予測および年間平均成長率(CAGR)、(タイプ別、単位: 万台)」IDC Japan

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IDC Japan(以下、IDC)は2日、 2021年までのウェアラブルデバイスの世界・国内出荷台数予測を発表した。

国内の市場動向でとりわけ特徴的なのは、コンシューマー市場が大きく伸びている海外と異なり、法人向けが市場をけん引していることだ。そのため、日本においてもコンシューマー市場の活性化が必要だと提言している。

スマートウォッチ以外もシェア拡大見込み

最後に、2022年の世界のシェア予測をデバイスタイプ別にみてみる。

まずは腕時計型について、今後はスマートウォッチのシェアが増加し、2022年にはウェアラブルデバイス全体の44.6%を占めると予測。アップルが発売した最新モデルでは通話/データ通信機能を組み込んでおり、消費者の支持を集めていることから、ほかのベンダーも追随する動きをみせている。

また腕時計型でも、スポーツウォッチ、キッズ向け製品、ハイブリッドウォッチなどを「ベーシックウォッチ」と分類している。これらはバッテリー寿命の長さやわかりやすいインターフェースといった長所があるものの、スマートウォッチの影に留まり続け、シェアは低下すると推定。多くのメーカーは収益の拡大に向けて、スマートウォッチに移行させることに集中していると述べている。

反対にシェアが拡大すると見込まれるのは、「耳掛け型」「靴・衣類型」だ。前者に関しては、2018年の1.8%から2022年の6.3%へと、約3倍成長すると同社は予測している。

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