iPhone初期化・リセット・復元方法と手順は?下取り譲渡・パスコード忘れ時の対応

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記事の情報は2018-08-07時点のものです。

iPhone初期化・復元の方法・手順を徹底解説!新しいiPhoneを購入したので古いiPhoneを下取り・譲渡したい。iPhoneに不具合が起こっているので直したいときのために、iPhoneの初期化・リセット・復元の手順を知っておきましょう。
iPhone初期化・リセット・復元方法と手順は?下取り譲渡・パスコード忘れ時の対応

2019年に発売された最新シリーズ「iPhone 11」と「iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro MAX」。

機種変更する際には、いま使っているiPhoneを初期化(リセット)して下取りや譲渡する方も多いはずです。下取りに出す際には初期化が必須なので、しっかりとやり方を覚えておきましょう。

iPhone初期化(リセット)の手順は次のとおりです。

iPhone初期化(リセット)手順

  1. 「設定」→「一般」→「リセット」を選択
  2. パスコードを入力
  3. 「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択
  4. 「iPhoneを消去」を選択(1回目)
  5. 「iPhoneを消去」を選択(2回目)
  6. Apple IDのパスワードを入力して、「消去」を選択

iPhone初期化の際は、作業前のバックアップや復元の手順も押さえましょう。初期化・リセット・復元方法について解説していきます。

iPhone初期化の具体的な手順はこちら
iPhone初期化前のバックアップ手順はこちら

iPhoneの初期化状態とは

iPhoneの初期化とは、iPhoneを工場出荷状態に戻すことです。iPhone上の設定やデータがすべて消去され、最新バージョンのiOSソフトウェアがインストールされます。これが工場出荷状態です。

したがって、データを保管するにはバックアップをはじめ準備が必要です。

iPhone初期化の前にバックアップを

手持ちの古いiPhoneを初期化する際には、バックアップが必要です。新しいiPhone端末でデータを復元するためです。

今使っている機種、新しい機種、いずれにせよバックアップの復元が必要です。復元するバックアップがないと、次に使うiPhoneはイチから手動で設定しなくてはなりません。バックアップは、データ消滅に備えることだけが目的ではありません。

iCloudを使ったバックアップ手順

バックアップをとる方法の一つに、iCloudを使う方法があります。iCloudを使うと、クラウド上に5GBまで無料でバックアップできます。iCloudのメリットは、「ネットワークがつながればいつでもどこでも利用できる」「iPhone本体が壊れても、データが消失しない」などです。

「設定」>「[ユーザ名]」の順に選択し、「iCloud」を選択したら、「iCloud バックアップ」を選択します。「今すぐバックアップを作成」を選択し、バックアップが終わるまで、Wi-Fi ネットワークに接続したままにしておいてください。これでバックアップの手順は完了です。

iTunesを使ったバックアップ手順

2つ目の方法はiTunesを使ったバックアップです。

iCloudと違い、クラウドではなくPCに保存します。クラウドは5GBを超える際、課金を要しますが、iTunesのバックアップは、PCの空き容量さえあれば上限を意識せずにバックアップできます。

パソコンとiPhoneをライトニングケーブルで接続すると、iTunesに、iPhoneのアイコンが出ます。それをクリックし、設定を行った後に「今すぐバックアップ」を選択します。

LINEトーク履歴のバックアップ手順

LINEは、相手とチャットできるだけでなく、グループでの会話・無料通話が便利なツールです。

LINEのトーク履歴をバックアップするには、iTunesを使う方法と、iCloudを使う方法があります。iTunesでは、先に説明したiPhone全体のバックアップで問題ありません。iCloudでは、バックアップの対象にLINEのデータを加えましょう。

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バックアップ以外にすべき準備

iPhoneを初期化する前に必要な準備は、バックアップだけではありません。Apple Watchとのペアリング解除やiCloudのログアウトなどがあります。

Apple Watchのペアリング解除

Apple WatchはiPhoneとペアリングすれば、電話やスケジュール確認が可能です。これらには、iPhoneとApple Watchのペアリングが必要ですが、iPhoneを処分する場合は、解除しないと、連携したままになります。

手順

ペアリングを解除するには、Apple Watch側 から「設定」>「一般」>「リセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」の順で解除しましょう。

またはiPhone側でApple Watch Appを開き、ペアリングを解除したいApple Watchの横の「i」アイコンをタップして「Apple Watch とのペアリングを解除」をタップしてもOKです。

iCloudからのログアウト

iCloudは、iPhoneだけでなくMacやiPadなどで利用できますが、名前や住所といった個人情報を含みます。iCloudにログインしたままでは、この個人情報が次の利用者にさらされるので、ログアウトしましょう。

手順

「設定」>「[ユーザ名]」の順に選択します。下にスクロールして「サインアウト」を選択後、Apple ID のパスワードを入力して、「オフにする」を選択します。デバイスにコピーを残しておきたいデータをオンにしておき、「サインアウト」を選択してください。もう一度「サインアウト」を選択し、iCloud からサインアウトすることを確定します。これでログアウトの手順は完了です。

iCloudからログアウトできない場合はこちらの記事を参考にしてみてください。

iMessageの登録解除

最後に、iMessageの登録解除です。これは、iPhone以外のスマホに切り替える際に必要です。機種変更後にSMS/MMSメッセージが受け取れないとこれが原因かもしれません。

手順

解除するには、iPhoneの「設定」>「メッセージ」>「iMessage」で、オフにしましょう。また、直接iPhoneから設定できない場合は、Appleのサイトからオンラインで解除します。

iPhone初期化の具体的な手順

iPhoneを初期化する手順を解説します。一度初期化をしたら元に戻せませんので、(5)「iPhoneを消去」を選択(2回目)を選択する点は注意しましょう。

(1)「設定」>「一般」>「リセット」を選択

「設定」>「一般」>「リセット」の順にタップしていきます。

(2)パスコードを入力

iPhoneのホーム画面を開く際に使用しているパスコードを入力します。

(3)「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択

パスコードを入力し、「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択します

(4)「iPhoneを消去」を選択(1回目)

ポップアップに「iPhoneを消去」と「キャンセル」が出てくるので、問題なければ「iPhoneを消去」を選択します。

(5)「iPhoneを消去」を選択(2回目)

確認のためにあらためて「iPhoneを消去」を選択します。

(6)Apple IDのパスワードを入力して、「消去」を選択

「iPhoneを消去」を2回選択し、パスコードを入力して「消去」します。

iPhoneの復元方法

新しいiPhoneで古いiPhoneの設定やアプリを使うには、データの復元が必要です。復元には、バックアップ同様、iCloudを使う方法と、iTunesを使う方法があります。バックアップをとったときに使用した方法で、復元しましょう。

データ復元の詳しい手順は、下の記事で確認できます。

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復元方法(iCloud)

データの復元にはiCloudを利用できます。iCloudから復元するメリットはパソコンが不要な点です。iPhone単体で復元を完了できます。

手順

iPhoneの電源を入れ、「iCloudバックアップから復元」を選択します。そのうえで、iCloudにログインすると、復元作業が始まります。

復元方法(iTunes)

iTunesを使ってもデータを復元できます。この方法では、iTunesをインストールしたパソコンが必要です。

手順

iTunesを起動してからiPhoneをパソコンに接続します。「バックアップから復元」を選択し、適切なバックアップデータを選んで、復元します。

復元方法(LINEのトーク履歴)

最後に、LINEのトーク履歴やデータの復元方法を見ていきましょう。

LINEのデータはどのように復元すれば良いのでしょうか。LINEデータは、先ほどのバックアップと同様、iCloudのデータから復元する方法や、iTunesで取得したフルバックアップのデータから復元する方法があります。バックアップした方法と、同じ方法で復元しましょう。

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iPhoneの初期化が必要な場面と注意点

新しいiPhoneを手に入れたので、古いiPhoneを下取り(売却)したり、知人に譲渡したりしたい。あるいは、パスコードを忘れてしまい画面ロックが解除できなくなってしまったという方は多いでしょう。

こういった際にはiPhoneを初期化し、アプリや個人情報などのデータを完全消去して情報漏えいを防ぐことが大事です。

初期化が必要なそれぞれの場面について注意点なども含め解説していきます。

iPhoneを下取り(売却)または譲渡する場合

新型iPhoneを手に入れ、これまで使っていた古いiPhoneを売却したり、知人に譲渡したりすることはよくあるでしょう。

しかし、その前に必ずiPhoneを初期化する必要があります。Apple公式サイトでは、デバイスを売却または譲渡する前に、必ず個人情報をすべて削除しておいてくださいという注意喚起がされています。

画面ロックを解除できない場合

iPhoneの画面ロックを解除する場合、指紋認証パスコードを用いる必要があります。パスコードを忘れて思い出せない場合には、iPhoneを初期化することが必須となります。その後、バックアップデータがあれば復元できます。

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iPhoneの不具合が直らない場合

「端末を譲渡・売却する場合」「パスコードを忘れた場合」「不具合を解消したい場合」などで初期化は必要です。

これ以外の場合は、基本的に初期化を控えた方が無難でしょう。不用意に初期化してデータを消すと、復元できなくなる可能性があります。

iPhoneを正しく初期化して、機種変更や下取り、情報漏えい対策を

iPhoneを初期化する方法と、初期化する前に必要なバックアップや復元方法について解説しました。

iPhoneを初期化するには、バックアップが必要です。iPhone初期化は、端末の不具合や他人への譲渡、下取りの前に必ず行いましょう。

今回説明した内容は、情報漏えいを防ぐ意味でも把握しておく必要があります。この記事を参考にして、iPhoneを下取り・譲渡したり、パスコードを忘れたりした際に正しい対応をしましょう。

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※順次追加予定

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