熱中症が都市部で多い2つのワケ - オフィスで可能な簡単対策

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連日の最高気温が35度を超える猛暑日が続き、中には40度近くになる地域も。その中で特に問題となっているのが「熱中症」だ。都市部で熱中症が多い2つのワケについて解説し、オフィスでも簡単に予防できる対策を紹介する。
熱中症が都市部で多い2つのワケ - オフィスで可能な簡単対策

連日熱中症で搬送されるニュースが飛び交っている。東京消防庁は熱中症の影響もあり東京都内の救急出動件数が過去最多を記録したと発表。都内で熱中症の疑いにより搬送されたのはたった1日で300人を超えた

普段から暑い印象のある沖縄の最高気温は30度前後なのに、そもそもなぜこんなにも都市部が暑く、熱中症患者が多いのだろうか。

人口が多いため絶対的に患者数が多いというのは1つの理由だが、それ以外の2つの大きな理由を解説していく。

  • 都市部が他の地域と比較して気温が高い
  • 室内で熱中症も

そもそも熱中症とは

熱中症とは気温や湿度が高く、暑い環境に身体が対応できていなかったり、身体を動かすことにより体内に熱を蓄積したりしてしまい、起こるものだ。

症状としては脱水症状、けいれん、めまい、立ちくらみ、吐き気など多岐に渡るため非常に危険である。

都市部が他の地域と比較して気温が高い

人口が密集する都市部が暑い理由としてはヒートアイランド現象が挙げられる。ヒートアイランド現象とは都市部の気温が周囲よりも高くなることを指し、起こっている原因は3つある。

1つは、アスファルトやコンクリートが熱せられ地表の温度が50〜60度にも達し、大気が温められ気温が上昇すること。

2つめは、建築物の高層化と高密度化が進んでいることにより、風通しが悪くなり地表面に熱がこもりやすくなるのが理由だ。

3つめに人口的な排熱が多いことが挙げられる。エアコンなどの空調、自動車、工場や発電所などから排出される熱により気温の上昇につながっている。

これらの理由からヒートアイランド現象が発生し、都市部の気温が上がっているため結果的に熱中症を引き起こす要因となっているのではないかと考えられる。

室内で熱中症も

「室内の方が外に比べ熱中症になりにくそう」と思うのではないだろうか。しかし、東京消防庁のデータによると、熱中症が発生した場所で一番多いのが屋内だと発表している。人口も多くオフィスビルも多い東京では熱中症が頻発するのも頷ける。

熱中症が屋内で発生する理由としては主に以下の3つが挙げられる。

  • 水分補給をしていない
  • 睡眠不足や体調不良
  • いつの間にか室温や湿度が上がっている

室内でも実は汗をかいているのだが、ついつい水分補給を怠りがちだ。そのため、身体が脱水状態になり熱中症になってしまう。

また、日光を遮っていないと室内の温度が上昇し、熱気がこもってしまうのも熱中症の原因となっている。

オフィスでも簡単にできる熱中症対策とは?

東京消防庁が発表している熱中症対策の中で、オフィス内でも簡単に行えるものについてピックアップしてみた。

  • 服装を工夫(クールビズ)
  • エアコンの温度を調整
  • 時間を決めて定期的に水分補給
  • 室内の温度をこまめに確認

クールビズなどを積極的に取り入れ、熱気がこもらないような服装にするのも一つの手だろう。また、よく言われているように喉が乾く前の水分補給も重要だ。同庁は

時間を決めて水分補給することや外出前に水分補給をするなど、意識的に水分補給を心がけましょう

と、呼びかけている。

室温が上がらないようにブラインドや緑のカーテンを設置してオフィスに入る直射日光を遮ることも一つの手かもしれない。

熱中症で搬送される前に対策を

熱中症は東京都内だけでなく、京都や名古屋など全国規模でヒートアイランド現象は起こっている。

条件さえ整えばいつでも誰でも熱中症になる可能性があるため、上記で解説した対策を早めに取り、熱中症を予防しよう。