インスタグラム広告の出稿方法|費用・種類・非表示の仕方を解説

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記事の情報は2018-08-08時点のものです。

Instagram(インスタグラム)広告とは何か?若年層を中心に世界中に8億人以上のユーザーが存在するインスタグラムは、広告媒体としても有望で、Facebookアカウントさえあれば企業も自分で広告を出稿可能です。インスタグラム広告の出稿方法・広告の種類などの情報を解説します。
インスタグラム広告の出稿方法|費用・種類・非表示の仕方を解説

インスタグラム広告とは

Instagram(インスタグラム)とは全世界ユーザー数8億人以上の画像によるコミュニケーションを主軸にしたSNSで日本でも400万人以上のユーザーが使用しています。男女の割合は男:女=6:4でFacebookと比較すると若年層が利用している傾向があります。

また、インスタグラム広告はこのInstagramに対して配信する広告のことを指します。

インスタグラム広告の種類

インスタグラムには大きく分けて3種類の広告があります。これまでは限られた企業のみしか広告機能を利用できませんでしたが、今では一般の企業も自社で自由に広告を運用できるようになっています。ここでは3種類の広告について説明します。

画像広告

まず、インスタグラム広告の一種として挙げられるのが画像広告です。画像広告とは画像と文字でターゲットのユーザーに対して表示する広告のことを指します。インフィード広告というユーザーのタイムライン上にある投稿に自然と紛れ込ませるような広告で掲載されます。

投稿時のルールは以下のとおりです。

  • 使える画像は1枚で最大解像度は1936px×1936px、最小解像度は出稿する画像によっても異なるが600 px×600px、600 px×315px、600 px×750pxのいずれか。
  • ファイルサイズは30MBまで
  • 写真の説明文の最大文字数は2200文字だが、125文字前後を推奨
  • 説明文に使えるハッシュタグは20個まで
  • 画像のファイル形式はjpgもしくはpngでアップロード

動画広告

動画広告はインスタグラムのタイムラインにインフィード広告として動画を掲載する広告です。ゲームや動画アプリの広告に適しています。

投稿時のルールは以下のとおりです。

  • 1本の動画とキャプションが表示できる
  • 動画の解像度は600 px×600px、600 px×315px、600 px×750pxのいずれか
  • ファイルサイズは4GBまで
  • 動画の長さは1~60秒まで
  • 動画の説明文の最大文字数は2200文字だが、125文字前後を推奨
  • 説明文に使えるハッシュタグは30個まで
  • 画像のファイル形式はいろいろなタイプに対応しているが、MP4またはMOV推奨

カルーセル広告

カルーセル広告は複数枚の画像や動画を横スライドすることによって表示できる広告です。他の広告と同じくインフィード広告です。

投稿時のルールは以下のとおりです。

  • 2枚~10枚程度の画像もしくは動画表示できる
  • 動画の解像度は600 px×600pxから1936px×1936pxまで
  • ファイルサイズは画像1枚30MB、動画1つ4GBまで
  • 動画の説明文の最大文字数は2200文字だが、125文字前後を推奨
  • 説明文に使えるハッシュタグは30個まで
  • ファイル形式については画像広告と動画広告と同様

ストーリーズ(キャンバス)広告

ストーリーズ広告とはユーザーが投稿したストーリーズの合間に挿入されます。ユーザーがストーリーズでこの広告を見ると15秒または広告が閉じられるまで表示されます。ストーリーズ広告をカルーセル形式で出稿することも可能で、最大3つのまでのクリエイティブや動画を表示できます。

投稿時のルールは以下のとおりです。

  • 1枚の画像、もしくは1本の動画が表示される(カルーセル形式の場合は3本まで)
  • 動画の最小解像度は600px×1067px
  • ファイルサイズは画像1枚30MB、動画1つ4GBまで
  • 動画は最大15秒まで
  • ファイル形式については画像広告と動画広告と同様
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インスタグラム広告の目的とCTA

インスタグラム広告を作成する際には目的とCTAを設定する必要があります。また、この設定は広告のコストパフォーマンスを高めるためにも重要です。

目的

目的とはインスタグラム広告を利用してどのようなことを実現したいかということです。インスタグラム広告を設定する際には選択肢の中から広告の目的を選ぶ必要があります。目的は以下の中から選べます。

  • ブランドの認知度アップ
  • リーチ
  • トラフィック(ウェブサイトへのクリック数またはアプリストアへのクリック数)
  • アプリのインストール
  • エンゲージメント(投稿のエンゲージメントのみ)
  • 動画の再生数アップ
  • コンバージョン(ウェブサイトでのコンバージョンまたはアプリ内コンバージョン)
  • リード獲得 Instagramの広告の目的について

選択した目的によって、広告の見た目が変更されるのできちんと自社の広告運用の目的に合致した選択肢を選んでください。

CTA

CTAとはCall To Actionの頭文字を取った用語で広告を見たユーザーにどのような行動を促すかということを指します。Instagramでは下記のCTAの中から広告のCTAを設定できます。

もちろん「目的」と同様に広告のコストパフォーマンスを高めるためには適切なCTAを設定する必要があります。

インスタグラム広告の費用・料金

ここからはInstagramの広告費用・料金について説明します。インスタグラムの4つの広告料金形態についてそれぞれの特徴とともに説明します。

CPM

CPMとはインプレッション数に対して課金される広告です。広告が1,000回ユーザーに表示されれば何円というように課金されます。認知度アップのために適した広告手法です。

また、いくらクリック、ダウンロードされても課金料金は変わらないので、場合によっては後で説明するCPCやCPIの広告よりもコストパフォーマンスが良くなるかもしれません。

CPC

CPCとはクリックに対して課金される広告です。1クリック何円という形で課金されてクリックさえされなければいくらインプレッションが発生しても広告料は発生しません。他のページに誘導したり、商品の購入を促したりする際によく用いられる課金方式です。

CPI

CPIとは、広告で紹介したアプリがインストールされた際に課金される広告です。Instagramはスマホの利用率が高いので、ユーザーにスマホ向けアプリを配信したいときによく用いられる広告形態です。

10秒間の動画再生

インスタグラムでは動画の広告も配信できます。動画は1回再生されるごとに課金されます。再生されるという言葉の定義ですが、10秒以内の動画でなければ動画が再生終了するまで、10秒を超える動画であれば10秒以上動画が閲覧されないと広告料金は発生しません。

インスタグラム広告出稿の手順

続いて、インスタグラム広告の出稿手順について説明します。InstagramはFacebookが運営しているサービスなので、広告もFacebook for Businessのページにアクセスして出稿します。

インスタグラムのアカウントをビジネスプロフィールに切り替える方法は以下の記事をご参照ください。

インスタグラムビジネスプロフィールの設定方法 | インサイトで投稿を分析
最近は企業もInstagram(インスタグラム)のアカウントを持ち、自社の認知度を高めたり商品を紹介しています。そ...
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1. 広告の目的を設定する

まずは先ほど紹介したように広告の目的を設定する必要があります。ちなみに、Facebookアカウントさえあれば広告は出稿できますがInstagramのアカウントと連携していないといろいろな制約が発生しますので、Instagramアカウントを作成する際にFacebookアカウントと連携させる必要があります。

インスタグラム広告の設定画面を開くと上の画像のような画面が表示されるので、自社の目的に合致した選択肢を選んでください。

2. 広告セットの作成

目的が設定できれば次はオーディエンス(ターゲット)、配置、掲載期間や予算を決める必要があります。

オーディエンスでは出身国、年齢、趣味など細かくターゲットを設定できます。配置については「自動配置」、「配置を編集」の2パターンがあります。配置を編集することによって自分の狙っている広告枠に広告を表示できますが、リーチする数は少なくなります。最後に予算や掲載期間の欄で1日あたりの予算を設定して広告セットは終了です。

3. 広告の設定・公開

広告セットまでで、誰に広告を配信するか、どの広告枠にどの位の予算を掛けて行うのかという設定はできましたが、肝心の広告はまだ作成していません。

広告セットが終われば次に、広告のアイデンティ、形式、広告に使用する画像や動画など、説明文、リンク、CTAなどを設定して公開すれば、広告がスタートします。設定はあとから変更できますし、運用結果を分析して広告の精度を改善できます。

広告を非表示する方法

インスタグラムユーザーの中には広告を邪魔に思う方もいるはずです。そんな人は広告を非表示・報告することが可能です。

広告の右上の「…」をタップし、「広告を非表示にする」をタップします。

そうすると以下のように非表示にする理由のアンケートが表示されるので回答します。これでその広告は非表示されます。

報告する場合も同様に「…」をタップし「広告を報告」をタップすれば報告が完了します。

インスタグラム広告を出稿してみましょう

以上のようにインスタグラム広告について網羅的に説明してきました。最新の広告媒体で多くの若年層が利用しているSNSなので、若年層向けのサービスや商品を提供している会社はぜひ一度広告を出稿して、その費用対効果を確認してみましょう。

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