夏休み「Twitterに要注意」 1日のスマホ利用時間184分増、狙われるSNS

夏休み、多くの子どもたちが「スマートフォンの利用時間」が増加すると回答。1日あたりの平均増加時間は「184.4分」だという。一方、SNSに起因する事犯の被害に合う子どもは増加傾向にあり、とくにTwitterにでトラブルにあった子どもが多いという。

夏休み「Twitterに要注意」 1日のスマホ利用時間184分増、狙われるSNS

夏休みは子どもたちのスマホ利用時間が増える。増加時間は「平均184.4分」――このようなレポートが発表された。女子中高生約600名を対象としており、1日あたりの利用時間が「増える」と回答した人は全体の約7割にのぼる。

スマートフォンの利用時間増加に関連して心配なのは、SNSやインターネットを通じたトラブルだ。SNSに起因する事犯の被害に合う子どもは増加傾向にあり、性的な被害に合うケースや、金品をめぐるトラブルに巻き込まれることも少なくない。

夏休み「友達との連絡」時間が増加

GMOメディアが運営する「プリキャンティーンズラボ」が女子中高生612名を対象に実施した「夏休みとスマホの使い方に関する調査」によると、夏休みにスマホを利用する時間が「増える」と回答した人は69.8%。「変わらない」「減る」を合わせた16.5%を大きく上回っている。

続いて、「増える」と回答した人に普段よりも1日あたりどのくらい増えるのか尋ねたところ、「2〜3時間未満」が28.6%で最多。「5時間以上」(23.9%)、「3〜5時間未満」(21.3%)と続いた。平均増加時間は184.4分。

また複数回答で「利用時間が増えること」を尋ねると、81.3%が「友達との連絡(メッセージのやりとり・電話)」と回答した。「SNSの更新や閲覧」も53.2%と半数を超えている。

約4割が「ネットでできた知り合いに会ったことがある」

「インターネットを通じて知り合いができたことがあるか」という質問には、約6割が「ある」と答えた。このうち37.2%が知り合った人と「実際に会ったことがある」という。性別を尋ねると約9割が「同性」だった。

なかには、「インターネットでトラブルを経験したことがある」人も約2割いるという。

Twitterに要注意?

「知り合いができたサービス」(複数回答)については、Twitterが63.4%と、次点のInstagram(29.5%)を圧倒している。

出典:プリキャンティーンズラボ「夏休みとスマホの使い方に関する調査」

一方で警察庁の発表によると、実際に被害に合った子どもの数もTwitterに起因する事例がもっとも多く、「ひま部」「LINE」「ぎゃるる」「ツイキャス」と続く。同発表ではTwitterの割合が前年より増加していることにも注目したい。

出典:警察庁「平成29年におけるSNS等に起因する被害児童の現状と対策について」

短文で気軽にやり取りでき、興味や関心に応じた「知り合い」を見つけやすいTwitter。開いたSNSでありユーザー数も多いため、「加害者」と出会ってしまう可能性も高いと考えられる。

トラブルから子どもたちを守れ!

スマートフォンの普及にともない、子どもたちがトラブルに巻き込まれる事例が増えている。

実際に合うことだけが問題でなく、たとえば、自分の裸を撮影した画像を送るよう強要される「自画撮り」被害のような事例も報告されており、東京都は罰則付きで規制する条例を2月より施行している。

子どもたちが加害者側の立場で巻き込まれることもある。夏休みはとくに、特殊詐欺で金品を受け取る「受け子」役へと子どもたちを勧誘する事例が増えるという。千葉県警は詐欺に加担しないよう訴える漫画をTwitterに投稿し、注意を呼びかけている。

プリキャンティーンズラボの調査に戻ろう。インターネットでトラブルにあったことがある女子中高生に「トラブルを相談した人」を複数回答で尋ねたところ、家族、学校の先生など身近な大人に相談した人は、合わせても24.3%。また警察に通報・相談したのはわずか1.8%と、ハードルが高いことが伺える。

トラブルに巻き込まれないために、子どもたち自身の注意を促すことはもちろん、周囲の大人が取り組むべきこともまだまだありそうだ。夏休みも折り返し地点。あらためて、スマホの利用に気をつけるようにしたい。