今ドキBBQ業界は女性主導「焼かずに室内で&コスト重視」

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国内最大級のバーベキュー情報サイト「BBQ GO!」は「バーベキューに関する意識調査2018」を行い、7月6日にその結果を発表した。それによると、なんと「焼かないバーベキュー」「女性ウケする室内型バーベキュー」へのニーズが高まりつつあることがわかった。
今ドキBBQ業界は女性主導「焼かずに室内で&コスト重視」

夏休みに利用シーンが多いBBQ

日本生産性本部が発表した「レジャー白書2018」によると、2017年の余暇市場は69兆 9,310億円で、前年比 0.2%増となった。また、余暇活動の参加人口でみると、1位は国内観光旅行5,240万人、2位は外食(日常的なものは除く) 4,090万人であった。

いよいよお盆休みを迎え、日本全国が夏休みモードに突入する。旅行や外食の機会が増える中、この時期ならではのレジャーといえばBBQだろう。

そこで本記事では、国内最大級のバーベキュー情報サイト「BBQ GO!」が発表した「バーベキューに関する意識調査2018」に注目する。

最近のBBQには、これまでのバーベキュー観が覆されるような変化が生じているという。そしてそこには、女性活躍社会の影響や、性別間ギャップも垣間見れる結果となった。

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焼かないBBQが増加中、最近の傾向とは

BBQ GO!の「バーベキューに関する意識調査2018」は、過去1年間のうち1回以上、バーベキューに行ったことがある19歳~59歳の男女600名(全国)を対象に、インターネットリサーチで行ったもの。※調査時期は2018年5月

これによると、「肉を焼くしか体験したことがない人」は全体のたった6%しかいない事実が判明した。BBQなのに、肉以外に何を焼くというのか。

同サイトのスタッフの実地調査によると、カレーやアヒージョ(オイル煮)、シメの炊き込みご飯に、燻製で手作りおつまみと多彩なメニューを楽しむ姿に遭遇したという。

また、鍋パーティやたこ焼きパーティに出くわしたことも多かったという。もはやそれはBBQではないのではないか、と考える人もいるかもしれない。

しかし同サイトでは「バーベキュー」=「焼肉」といった固定概念にとらわれず、参加者が「食べて飲んで楽しめればOK」と柔軟に考える層が増えつつあるのだとの見解を示している。

「BBQ GO! 調べ」

 

人気のロケーションは「室内・屋内・テラス」

また、BBQの場所については、女性視点で人気のロケーションは「室内・屋内・テラス」、男性視点では「川・湖畔」が1位であった。

バーベキューブームをけん引する東京・神奈川・大阪といった大都市で昨年あたりから急増しているのが、室内型のバーベキュースポットだ。

女性にとっては、日焼けや化粧崩れを心配しなくても良いといった点が室内型の大きな魅力である。さらに、オシャレで衛生的な設備・環境、炭火ではなくガスグリルやホットプレートを使用した汚れないバーベキュー、インスタ映えする食材・メニューなど、あちらこちらに女性視点へのこだわりが見受けられるという。

一方、男性陣は、従来どおり豊かな自然の中で汗かきながら火を起こし、日差しを浴びながらバーベキューを楽しみたいようだ。女性と男性の意識にはギャップがあることがわかった。

「BBQ GO! 調べ」

飲食品の買い出し先については、「近所のスーパー/コンビニなど」が65.8%で1位だった。同サイトでは、流通小売店から「バーベキューの需要が読めない。売場作りが難しい。」という声をよく聞くという。原因を確かめるべく、今回初めて生活者の具体的な消費行動に関するアンケートを収集したところ、上の図のような家庭の食卓とは大きく異なる傾向があることがわかったという。

消費者が求めるのは「より安いBBQ」

「BBQ GO! 調べ」

バーベキューの費用について、満足できるバーベキューの場合、一人あたりいくらぐらいから「高い」もしくは「安い」と思うか消費者の意識調査をした結果、上の図の結果となった。また、商品やサービスの最適な価格を設定・決定するマーケティング分析手法であるPSM分析により、消費者が妥協できる費用帯を算出したところ約2,800円となり、昨年の約3,200円を下回る結果となった。

同サイトでは、低価格帯のバーベキュー場が増えていること、機材や飲食品を宅配レンタルしてくれる安価なBBQケータリングサービスが増えたことなどが原因と推測している。

「BBQ GO! 調べ」

BBQ業界がかかえる課題とは

バーベキュー店の選択する際のこだわりは、「食材・飲料や道具・用品が自由に持ち込むことができる」が47.2%で1位だった。バーベキュー情報サイト「BBQ GO!」に掲載するBBQスポットのうち、約60%以上の店舗が提供している「手ぶらバーベキュー」というプランがある。これは、一見、食材も機材も店が用意してくれるので利用者視点では嬉しいサービスに思える。しかし、同サイト編集部の調査によると、多くの店舗が苦戦中とのことだ。

アンケートでも60%の供給に対し24%しか需要がなかった。その原因は日本人の「好きな食材などを持ち込んでバーベキューを楽しみたい」といった根強いニーズではないだろうか。食品衛生管理上、飲食品を持ち込みOKとすると、「手ぶらバーベキュー」が難しくなる店舗が大半のため、実はこれはBBQ業界における大きな課題となっているという。同社サイトでは、生活者のニーズが変わっていくのか、バーベキュー場側が持込みスタイルに回帰していくのか、しばらくは先行きが見通せない状況だと考えているとしている。

「BBQ GO! 調べ」