フードシェアリングサービス「TABETE」とは
2017年に環境省が発表したデータによると、平成26年度における食品廃棄物などは約2,775万トン。さらに本来食べられるにもかかわらず廃棄されている食品(食品ロス)は年間約621万トンにのぼるという。
社会的な課題となっているこの問題を、フードシェアリングサービスで解決しようとするのが
TABETEである。
TABETEは、飲食店や惣菜店などで出てしまう余剰分をユーザーとマッチングし、最後まで売りきる・食べきることを応援するプラットフォームだ。「フードシェアリング」と呼ばれるこのしくみは、欧州などでは広く浸透しているが、国内では初となるサービスである。
このシステムにより、店舗側は、閉店間際や商品の入れ替え時間などに発生しがちな、まだ新鮮だがオペレーション上廃棄せざるを得ない食事の情報を、任意の価格と引取期限を設けて簡単に掲載できる。
一方、ユーザー側は自分の近くの店からのSOS情報を発見し、食事をWeb決済で簡単に購入。そして、引き取り期限までにその店舗に行けば、食事を受け取れるという仕組みだ。
出典:プレスリリース
NOWの家入氏も支援、社会課題解決へ
今回の増資は次の6社を引受先として実施した。また、SFCフォーラムファンドに関してはコークッキングが投資先第1号案件となるという。
・Social Entrepreneur2投資事業有限責任組合
・伊藤忠テクノソリューションズ
・SFCフォーラムファンド
・NOW
・オプティマ・ベンチャーズ
・222パートナーシップ
NOWの代表家入氏は、以下のようにコメントしている。
「なんと世界で作られてる食べ物の1/3が廃棄(フードロス)されているそうです。僕自身も飲食店を経営してたりもするので強く思うのですが、フードロスは社会的にも、経営的にも、そしていち人間としても、心がとても痛いものなのです。飲食店の、そして社会の課題であるフードロス解決にTABETEを通じて取り組むCoCookingに強く共感し、応援させていただくことになりました!」(家入氏)