厚生年金基金と厚生年金の違いとは|実質廃止の理由も徹底解説

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日本の年金制度には国民年金・厚生年金・企業年金の3つの制度があります。 今まで年金制度の3階部分として私たちの老後を支えるはずだった企業年金の一つ「厚生年金基金」は、平成26年4月より新設はできなくなり、平成31年までに今ある厚生年金基金も解散される予定です。 厚生年金基金の廃止までの経緯と、それに代わる年金制度「確定拠出年金」について解説します。 また厚生年金基金は「厚生年金」と名前が似ているので混同されることがありますが、まったくの別物です。この厚生年金との違いも含めて説明します。

厚生年金基金と確定拠出年金の違い

厚生年金基金と確定拠出年金の違いを説明します。

確定拠出年金とは

確定拠出年金は、掛金が社員ごとに明確に区分され、掛金と運用収益の合計額をもとに年金給付額が決定される年金制度です。社員が運用するので、給付額が増えるか減るかは自己責任となり、企業が運用リスクを背負うことはありません。

「個人型」と「企業型」の2種類があり、個人型(iDeCoイデコ)は社員が掛け金を積み立てて運用します。企業型(企業型DC)は企業が積み立てをし、社員が運用してその利回りを年金に当てます。

確定拠出年金(企業型・個人型)とは?メリット・デメリットや退職金との違い | ボクシルマガジン
日本版401kと呼ばれる確定拠出年金は、個人型と企業型の2種類があります。また、職種によって掛け金の上限が異なり、...

運用主が基金か個人か

確定拠出年金と厚生年金基金は運用主がだれであるかで大きく異なります。厚生年金基金は基金が運用し、確定拠出年金は個人が運用します。企業は運用リスクを背負うことなく、運用次第で給付額が増えるか減るかは自己責任となります。