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フェイスブックの新たな使い道
フェイスブックは個人ユーザーどうしの交流に使われるものというイメージが強いと思います。しかし最近になって新しい使い方に注目が集まっています。
フェイスブックは人をつなぐSNS
フェイスブックは当時ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグによって開発されたSNSで、学生同士の交流からはじまりました。その後徐々に世界中に広まり、実名であることや安全対策も搭載されていることから、元から知っている人とつながるSNSとして利用されています。全世界で1日に14億7,100万人(2018年第2四半期)が使うまでになりました。
フェイスブックが新ミッションを発表
そんななか、フェイスブックは2017年、新しいミッションとして「世界のつながりを密にする」との声明を発表しました。これは家族や友人とつながるだけではなく、グループに属するという使い道が多様化している点が背景にあります。
フェイスブックグループでつながる
まずフェイスブックグループについて、詳しく解説します。
フェイスブックグループとは
フェイスブックグループとは特定のメンバーと共通の話題のもとつくるグループのことです。メンバー以外も投稿を閲覧できる「公開グループ」、検索で見つけても投稿などはメンバーにならないと見られない「非公開グループ」などがあります。
グループページに投稿する
グループページに投稿するにはまず、グループに参加しなければなりません。非公開グループの場合は、管理者などに招待してもらうか、「グループに参加」ボタンから参加リクエストを出しましょう。
メンバーになると、個人のフェイスブックアカウントと同じように、グループページにも投稿できるようになっています。ニュースフィードで左側のメニューにある「グループ」をクリックし、「テキストを入力…」をクリックすると文章の投稿はもちろん、写真や動画、チェックイン情報などを入力し共有できます。
グループページの機能
フェイスブックグループでは、グループに参加しているメンバーどうしでメッセージの交換やファイルの共有などができます。
mixiやLINEなどにもこうした機能はありますが、フェイスブックのグループページではイベントの作成や予約投稿機能、グループインサイト機能、リクエストフィルター機能などがあり、高機能なツールになっています。
グループは、趣味でつながるほかにも、イベントの運営管理を行ったり、共通の目的を持つ人との情報交換や勉強のために使ったりと、さまざまな目的で利用されています。
フェイスブックをビジネスに活用
フェイスブックの使い道はどんどん多様化してきていますが、ビジネスに活用する人や企業も多くみられます。公式サイトのかわりに使う飲食店もよく見かけます。
フェイスブックページでファンとつながる
NTTコムリサーチによると、8割以上の企業がフェイスブックを用いているというデータがあります。2015年とやや古い調査ではありますが、企業のフェイスブック利用はいっそう活発化しているため、調査時点より多くの企業がフェイスブックを活用していると考えてよいでしょう。
フェイスブックが使われる理由
なぜフェイスブックは企業に用いられるようになったのでしょうか。まず顧客とつながりやすいという点があります。ユーザーはタイムラインに表示された投稿を見て、興味を持てばアクセスしてくれるので、気軽に顧客を獲得できるツールでもあるのです。また実名のSNSなので信頼度が高く、荒れにくいといったメリットもあります。
フェイスブックページの活用方法
こうした企業によるフェイスブック活用にあたって、具体的にビジネスにフェイスブックを活用するためにはどのような方法を用いればよいのでしょうか。開設手順と基本的な運用テクニックを紹介します。
潜在ターゲット数を確認する
フェイスブックの広告出稿画面では、年齢や性別、地域などでユーザー数を確認できるようになっています。アカウントを作成する前に、ターゲットとなるユーザーはどれぐらいフェイスブックを利用しているのかチェックしてみましょう。
万が一ターゲット層が少ない場合はフェイスブック以外の手段を検討した方がよいかもしれません。
ビジネスアカウント作成&フェイスブックページ開設
リサーチが済んだら、ビジネスアカウントを作成します。作成には個人アカウントが必要なので、持っていない場合は作成しましょう。
個人アカウントでウェブブラウザなどからログインし、ページ作成画面にアクセスしたら、画面の案内にしたがってページの名前とカテゴリ名を設定し、住所などの基本情報を入力します。これでページの作成は完了です。
フェイスブックページが開設されたら、プロフィール画像やカバー画像などをを登録しましょう。ウェブブラウザで右上にある「設定」メニューを押すと、公開範囲なども設定できます。デフォルトでは「公開ページ」になっているほか、ページのタイムラインに投稿できる人も「全員」となっているので、目的に応じて権限を設定しておきましょう。
「いいね!」をもらう投稿テクニック
ページを開設したあとは、定期的に投稿するなど「運用」していかなければなりません。基本はタイムラインへの投稿ですが、ユーザーは投稿がおもしろいと感じると「いいね!」を押してくれます。この「いいね!」からフェイスブック上、またほかのSNS上で拡散していくため、「いいね!」をもらえるかどうかはフェイスブックページの運用上重要なプロセスになってきます。
「いいね!」をもらうためには、テキストは長すぎず、疑問形や質問を交えるなどしてユーザーの注意をひきつけるようにしましょう。写真は大き目のわかりやすい写真を用いる、スライドショーや360度写真などの機能を使うのも効果的です。
フェイスブックで「つながる」を楽しもう
フェイスブックは個人でつながるだけでなく、共通の趣味や目的の人とグループに属す、企業がアカウントを作成しフェイスブックページを運用するするなど、ビジネス利用を含めた多様な使い方が広まっています。
フェイスブックが新ミッションでかかげるキーワードは「つながり」。グループ機能やフェイスブックページを活用して、よりいっそうフェイスブックでのつながりを楽しみましょう。