なぜガラケーは消えないのか?ユーザー半数が「不満なし」の背景

スマートフォンの普及により、ガラケーの出荷が大幅に減少している。IT調査会社のIDCによれば、2018年第1四半期における国内フィーチャーフォン(通称:ガラケー)の出荷がゼロになったという。しかし、日本独自の発達を遂げたガラケーを使い続けている層はまだまだいる。

中古ガラケー端末の購入意向

今回の調査では、ガラケーユーザーの半数以上が同じ端末を少なくとも6年以上は利用していることが明らかになった。多くのガラケーユーザーが同じ端末を使い続けている理由はいくつか考えられるだろう。

ガラケーの端末が壊れにくいこと。端末へのこだわりを持っているガラケーユーザーが比較的少ないこと。また、ひょっとしたらこんな理由もあるかもしれない。新しいガラケー端末が発売されなくなってきたこと。

もし、中古で自分の探しているガラケー端末が販売されていたら、ガラケーユーザーは動くのだろうか。

本調査対象のガラケーユーザー1,009人に中古ガラケー端末の購入意向をきいたところ、スマートフォンの検討状況によって若干のバラつきはあるものの、いずれも7割から8割のユーザーに購入意向がないことがわかった。

できることならガラケーを使い続けていきたいが、中古端末には抵抗がある――そんなガラケーユーザーの姿が見えてくる。

また、古いガラケー端末ではメーカーのサポートが終了してしまった機種も多い。もし現在所有している端末が故障してしまったら、ガラケーを利用し続けたいユーザーは、この先一体どうすればいいのだろうか?

ガラケーは「今すぐには」消えない

日本独自の発展を遂げたガラケー。徐々に減少しているとはいえ、今でもおよそ5人に1人がガラケーを所有しているということが今回の調査で明らかになった。

そのうちスマートフォンへの乗り換えを検討しているのは2割を越える程度しかおらず、乗り換えを検討していない多くのユーザーがガラケーに不満を持っていないというのが現状だ。

3G回線が終了したとしてもスマートフォンを購入するつもりはなく、かといって中古のガラケー端末にも興味がない――そんなガラケーユーザーが一定数存在しているのだとしたら、新品のガラケー端末には未だに需要があるのではないか。

使い慣れた二つ折りの端末で、ボタンを押して操作したいユーザーは、どれだけ技術が進化したとしても、その形態を選び続けるのだろう。

いつかガラケーが消える日はやってくるのかもしれない。しかし、少なくともそれは今ではないようだ。