AI搭載レジでキャッシュレス促進 置くだけで商品認識、瞬時に決済

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ジェーシービー(JCB)は9月3日、AI搭載レジ「Wonder Register(ワンダーレジ)」を用いた店舗支援の実証実験を9月下旬より都内で実施すると発表した。センサーや電子タグを必要とせず、画像認識技術を用い、商品を置くだけで金額を算出、電子マネーでの決済までも行う。これにより、キャッシュレス化の促進や人手不足解消への取り組みを進めるという。
AI搭載レジでキャッシュレス促進 置くだけで商品認識、瞬時に決済

日本もキャッシュレス化推進に本腰

クレジットカードをはじめ、交通系ICカードや、各種電子マネーを利用した「キャッシュレス決済」。海外と比べて日本は導入が遅れているといわれている。

そんななかで2018年7月、政府は産官学からなる「キャッシュレス推進協議会」を発足。キャッシュレス決済比率を2025年までに40%、将来的に80%にすると目標を掲げるなど、ようやく本腰を入れて動きだしている。

背景には人手不足の深刻化も挙げられ、これに伴う人件費の増加も企業の頭を悩ます問題となっているのが現状だ。

AI搭載レジで購入金額算出から決済まで

今回JCBが行う実証実験は、これらの問題をAIを搭載したレジの導入で解消しようというものだ。サインポストが開発するAI搭載レジ「Wonder Register(ワンダーレジ)」をJCB高田馬場オフィス内の店舗に導入し、その効果を確かめる。

出典:プレスリリース

Wonder Registerは、センサーや電子タグを必要としない画像認識技術を用いている。商品や弁当など複数の商品をAIが瞬時に認識し、購入金額の算出から、電子マネー「QUICPay」での決済までを行える「レジ」だ。

JCBはこの実証実験で、店舗でのレジ要員不足や精算待機列の解消、ユーザー利便性の向上を目指すという。検証後は、JCB法人カード導入企業のオフィス内へ設置を提案するほか、生体認証決済などJCBが研究を進める決済手段のレジへの搭載も検討する方針としている。

米国アマゾンや中国のアリババなどの「無人スーパー」や「無人コンビニ」が話題になっているが、日本でも各所で無人レジ、セルフレジの導入が進んでいる。世界中で店舗が「無人化」する日も近いかもしれない。