ワークシフトの外国人人材をfabbitのワーキングスペース事業にマッチング
ワークシフト・ソリューションズは、国内唯一の海外関連業務に特化した総合型プラットフォームを運営している企業だ。
登録者は、世界205か国の8万人以上を有している。提供しているサービスは、インターネットで上で、現地調査・多言語翻訳・Webマーケティングなどのさまざまな業務に適切なスキルを持った人材に業務を依頼できるというもの。
また登録者は、日本での留学経験や日本語の学習経験があるのも強みだ。労働力人口が減少する中、国外にいる優秀な外国人人材の力を活用できるため、海外事業を展開する企業ニーズは高い。
一方、fabbit社は、「Sharing economy」、「Platform」、「Cloud technology」事業を推進するAPAMANの子会社だ。スタートアップ企業の支援とコワーキングスペースの運営を行っている。
同社が独自に開発したスタートアップ支援システム「fabbitエコシステム」など、ソフトウエアにも強みを持つ。
両社は、ワークシフトが持つ「スキルシェア」とfabbitが提供する「ワークスペースシェア」というふたつを掛け合わせ、働き方の「シェアリングエコノミー」を形成する。
グローバルな視野で人材や環境をシェア
両社が目指すのは、グローバルな視野で人材やビジネス環境をシェアリングすることである。
ワークシフトのプラットフォーム上でのスキルシェアによって、fabbitユーザーのグローバル展開やインバウンド対策、さらには人手不足の課題を解決を目指す。一方、ワークシフト登録のフリーランサーは日本企業との接点が強くなり活躍の場も増えることになる。このように両社にとってメリットのある提携となる。
具体的には、以下のような取り組みを行う予定だ。
●ワークシフトがfabbitのユーザーに対して、自社のプラットフォームサービスを一部無償提供。世界205か国8万人以上のフリーランサーを活用しやすい環境を提供する。
●fabbit社内での認知とサービス理解の向上のためにセミナー開催。fabbitユーザーのビジネスをサポートする。
国内の労働力人口は減少の一途。グローバルでの競争力維持のためには、人材探しの場所を世界に広げていかなくては、日本は立ち行かない。
また海外マーケットを視野に展開する企業にとっては、優秀な外国人人材と接点を持つことは事業の成功につながる重要ミッションだ。
今後、このような需要はますます高まっていくだろう。