PayPayが中国「AliPay」とサービス連携を発表、訪日中国人700万人へ先手

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ソフトバンクとYahoo!の合弁会社であるPayPayは9月5日、中国のスマホ決済大手アントフィナンシャルサービスグループの「AliPay(アリペイ)」とのサービス連携を発表した。訪日中国人需要を確実におさえ、今秋からのスマホ決済サービス開始に向け、着実に足場固めを進める。
PayPayが中国「AliPay」とサービス連携を発表、訪日中国人700万人へ先手

ソフトバンクがグローバル投資での強さを見せる

PayPayは、2016年6月にソフトバンクとヤフーが設立した合弁会社である。この秋からのバーコードやQR決済開始に向け、7月にはインドで3億人以上のユーザーを持つ「Paytm(ペイティーエム)」との連携を発表している。

PayPayはPaytmとの連携の際、キャッシュレス決済でユーザー数、加盟店数ナンバー1を目指すと宣言しており、今回のAliPayとの連携は、まさにナンバー1に対する本気の表れともいえよう。

訪日中国人735万人を狙う、PayPayの戦略

日本政府観光局(JNTO)の「訪日外客数の動向」によれば、2017年の訪日中国人観光客は約735万人。彼らのインバウンド消費額は1.6兆円となっている。

また観光庁が2018年1月に出した速報値では、2015年の外国人旅行者消費額は3兆4,771億円。国別にみると、中国が1兆4,000万円を超えて全体の4割を占めている。

消費額は2020年までにさらに拡大すると予想され、インバウンドによる経済波及効果は無視できなくなっている。

今回PayPayが連携を発表した「Alipay」は世界最大のモバイル・オンライン決済プラットフォームであり、中国国内のアクティブユーザー数は6億人以上だという。

「Alipay」ユーザーである中国人旅行者が、日本での買い物の際、PayPay加盟店で決済
できるようになる。このインパクトは非常に大きいだろう。

この取り組みでは、店舗に掲示されたQRコードをユーザーがスキャンする形で支払い可能となる。

出典:プレスリリース

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