昭和の日・みどりの日とは - 意味や由来は?天皇誕生日はどうなる?

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4月29日は「昭和の日」と定められた祝日です。もともとは昭和天皇の誕生日を祝う祝日でしたが、「みどりの日」を経て昭和の日となりました。昭和の日とみどりの日の意味や由来をまとめるとともに、2019年の改元に伴う天皇誕生日の変更もあわせて解説します。※初回公開日:2018年10月10日

昭和の日・みどりの日とは - 意味や由来は?天皇誕生日はどうなる?

昭和の日は天皇誕生日だった

4月29日は、国民の祝日である「昭和の日」です。

この日は昭和天皇の誕生日であり、1948年7月に国民の祝日に関する法律が公布・即日施行されてから1988年(昭和63年)までは天皇誕生日と定められていました。その後、平成が始まると「みどりの日」、2007年からは「昭和の日」と、移り変わってきました。

なぜ昭和天皇の誕生日が「昭和の日」となったのでしょうか?みどりの日との関係や経緯を含め、解説します。

4月29日がたどった4つの名前

実は、4月29日は、3つの名前を経て昭和の日となりました。

4月29日の変遷まとめ

  • 1948年まで「天長節」
  • 1949〜1988年「天皇誕生日」
  • 1989〜2006年「みどりの日」
  • 2007〜2019年現在「昭和の日」

戦後、天長節が「天皇誕生日」へ

かつて天皇の誕生日は「天長節」と呼ばれ、祝われていました。しかし第二次世界大戦後の1948年(昭和23年)7月に「国民の祝日に関する法律(祝日法)」が公布・即日施行され、天長節は「天皇誕生日」へと改められました。そして翌1949年(昭和24年)4月29日からは、天皇誕生日として祝われます。

天皇誕生日が「みどりの日」へ

1989年(昭和64年)1月7日に昭和天皇が崩御されると明仁さまが即位され、年号も昭和から平成へと変わりました。昭和では4月29日だった天皇誕生日も、平成では明仁さまの誕生日である12月23日へと変更されたのです。

しかし、ゴールデンウィーク(GW)を構成する4月29日の祝日を廃止してしまうと、国民生活に大きな影響が及ぶのではないかとの声があがりました。そこで、4月29日を「みどりの日」とし祝日を存続させる改正祝日法が施行されたのです。

「みどりの日」には「自然と親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心を育む」という趣旨が持たされました。これは、自然を愛した昭和天皇が、生物学者としても活躍したことに由来するといわれています。

なぜ「昭和記念日」という名称が見送られたのでしょうか?一説によると、人々に戦争を連想させる「昭和」とという言葉を祝日の名称として盛り込むことに、違和感を覚える人々に配慮したとされています。

みどりの日が「昭和の日」へ

しかし、みどりの日制定から20年近く経過した2007年、4月29日はみどりの日から「昭和の日」へと変更されます。

背景には、第二次大戦での敗戦からの経済的復興、昭和という激動の時代を風化させたくないという思いがあったといわれています。

昭和の日の由来・意味

祝日法によると、昭和の日は「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」日と定められています。

昭和の日は昭和天皇の誕生日に由来するものの、昭和という時代への想いや捉え方が年月を経て移り変わり、現在の意味を持つようになったことが伺えます。

みどりの日は「5月4日」に

もともと4月29日だった「みどりの日」はというと、5月4日へ移動し現在も祝日に定められています。

5月4日はもともと、3日の「憲法記念日」と5日の「こどもの日」に挟まれた平日でした。ところが飛石連休解消を望む声などから1985年に祝日法が改正され、祝日に挟まれた平日は「国民の休日」に。ただし、日曜日が重なっても振替休日とならない「暫定祝日」でした。

みどりの日を移したことで、5月4日は正式な祝日となりました。「自然と親しみ豊かな心を育む」という趣旨も受け継がれています。

明治の日や大正の日がないのはなぜ?

ところで、祝日の名称に元号がつけられているのは「昭和の日」だけです。では、なぜ明治の日や大正の日はないのでしょうか?

古来、天皇の誕生日は「天長節(てんちょうせつ)」という祝日でした。明治天皇の誕生日は11月3日、大正天皇の誕生日は、8月31日ですが盛暑期にあたり各種式典を行うことが困難であることから10月31日が天長節祝日とされていました。

11月3日といえば「文化の日」にあたります。

文化の日とは

文化の日は、もともと明治天皇の誕生日を祝う「明治節」という祝日でした。明治天皇が崩御されたのち15年を経て1927年に制定された祝日で、学校や軍隊では祝賀式が執り行われていたようです。

しかし、1948年公布の祝日法で「文化の日」となりました。

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令和の天皇誕生日は2月23日

天皇誕生日とは「在位中の天皇陛下の誕生日」のことです。天皇が崩御されたのち、誕生日であった祝日を平日に戻すのか、あるいは別の祝日とするのか、現在の法律では明確に定められてはいないようです。

2019年4月30日に予定されている生前退位に伴い、今上天皇の誕生日である12月23日は平日となり、天皇誕生日は2月23日に移動します。ただ2019年は該当する日がないため天皇誕生日はなく、また2019年12月23日が祝日となるかどうかは決まっていません。

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昭和の日・みどりの日まとめ

4月29日は3つの名称を経て、2007年から「昭和の日」となりました。それまで4月29日と定められていた「みどりの日」は5月4日に移動し、ともにゴールデンウィーク(GW)を構成する祝日の1つとして存在しています。

4月29日はもともと昭和の天皇誕生日でした。平成への改元に伴い、名称を変えて祝日として残った経緯があります。平成から令和への改元に伴い、平成の天皇誕生日12月23日は平日に。2020年からは2月23日が天皇誕生日となります。

現在、元号を冠した祝日は昭和の日以外になく、また12月23日をどうするかは決まっていませんが、昭和の日が変更されたり祝日そのものがなくなる可能性もあります。政府の動向が注目されます。

※2019年4月22日:改元や新元号「令和」に関する内容を加筆修正しました