ミスマッチを避け成長できる仕事を――ミレニアル世代のインターンシップ意識

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WEB事業や人材事業、海外医療事業などを手掛けるDYMは、就職活動中の学生を対象に「インターンシップに関するアンケート」を実施、9月25日に結果を発表した。それによると、多くの学生がインターンシップの参加理由として「業界研究」とともに「自分に向いている仕事を知る」ことを挙げた。個を重視するミレニアル世代らしい傾向が垣間見える。
ミスマッチを避け成長できる仕事を――ミレニアル世代のインターンシップ意識

変貌する学生のインターンシップ意識

インターンシップへの参加が採用の条件になっている企業が増加したこともあり、就活生のインターンシップに対する関心も高まっているという。夏休みなど長期休暇を利用した1週間程度のインターンシップだけでなく、1日で終わる「1Dayインターンシップ」など、学生が複数企業のインターンシップに参加しやすい環境が整いつつある。

さらに「働き方改革」の流れを受け、若者の仕事に対する意識も変わってきている。「やりがい」「自由」を重視する一方で、ネガティブな印象のある「下積み」を肯定する意見も多く、経験を積める環境を求める傾向が強まったと考えられる。

DYMは、最新の就活生の意識をとらえようと、都内で同社が開催した新卒学生向け合同説明会に参加した就職活動中の学生に599人にアンケートを実施。結果からは、より自分に合った企業を慎重に選ぼうとする学生の姿勢が見えたという。

企業とのミスマッチを避けたい

まず、実際にインターンシップに参加した就活生にインターンシップへの参加理由を質問した。その結果、「業界研究のため」が122、「自分に向いている仕事を知るため」が113で、2つの回答を合計すると約7割近くに上った。

出典:プレスリリース

同社はこの結果について、会社との“ミスマッチ”をできるだけ避けたいという気持ちや、景気の先行き不透明感が続いていることへの不安などから、企業の大小や人気にとらわれず、自分に合った働き方ができる企業を慎重に選びたいという学生の心理が現れていると分析している。

また、「就活の事前準備として1番有効であると考え、実際に行った対策は?(複数回答)」との質問には729の回答数があり、「企業研究・業界研究」が24%、「インターンシップ」が23%だった。

次に「自己分析ツール」17%、「就職対策セミナーの参加」16%、「面接対策」15%と続いた。その他の中には「起業セミナーの参加」という意識の高いものから、「人生の目標を死ぬほど考える」という独自の対策をする就活生もいたという。

出典:プレスリリース

説明会では若手社員の話を聞きたい

「企業の説明会で一番知りたい内容は?」との設問では、半数以上が回答した「仕事内容」が1位に。次いで「若手社員の話」「キャリアモデル」「企業理念」が並んだ。

出典:プレスリリース

回答の理由として、「年齢が近い人の話はリアリティがあるから」「入社した後の近い将来、自分がどう成長できるか知りたいから」などが挙げられている。同社は、これらの回答からも“ミスマッチ”を避けたいという就活生の慎重な姿勢がはっきり見て取れるとしている。

さらに自身と年齢の近い若手社員の姿から、近い将来のキャリアイメージを得ようという意識も垣間見える。

就職先企業も「個」を重視するミレニアル世代

現代の就活生がもっとも意識しているのは「企業とのミスマッチ」を避けること。より自分にあった企業で働きたいという意向が強く、「個」を大切にするミレニアル世代の価値観が顕著に出たともいえるだろう。

またインターンシップ先では「体験」を重視する、という調査結果もある。経団連による“就活ルール”の廃止報道もあり、就活の在り方そのものが変わろうとするなかで、より柔軟かつ多面的な採用活動が求められているのかもしれない。