台風や災害の避難時、持っていくのは「携帯電話」情報収集はやっぱり「テレビ」

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BIGLOBEは「災害に関する意識調査」を実施、9月19日に調査結果の第1弾を発表した。それによると、避難の際に持って行くものは「お金」よりも「携帯電話」と考えている人が多いことがわかった。また最近インターネットで情報を収集する人が多いが、災害時の情報収集は「インターネットニュース」より「テレビ」と回答した人が多い結果となった。
台風や災害の避難時、持っていくのは「携帯電話」情報収集はやっぱり「テレビ」

立て続けに日本を襲う自然災害

このところ、「平成30年7月豪雨」や「平成30年北海道胆振東部地震」などの自然災害が、立て続けに日本を襲っている。毎週のように勢力の強い台風が発生し、10月に入ってからもまだまだ油断はできない状況だ。

本調査は、このような背景の中、災害発生時に避難する際に人々はどういった行動をとるのかなど、その意識を調べたもの。

インターネットの利用者のうち、スマホを所有する全国の20代~60代の男女1,000人を対象にアンケート形式で実施した。それぞれの年代カテゴリは200人ずつ、性別カテゴリは100人ずつ抽出しているという。

その結果、災害発生後に避難する際に持って行くものは「お金」よりも「携帯電話」という人が多かった。また、ペットを飼っている人の約6割が「避難所に必ず一緒に連れていく」と回答していることにも注目したい。

避難時には情報収集や連絡手段の確保を重視

出典:プレスリリース

まず、1,000人全員に「災害発生後に避難する際に持って行くもの」について質問した。その結果、1位になったのは「携帯電話」で、実に86.9%の人が回答した。以下、「お金・財布」の85.8%、「水」の62.0%、「充電器」の56.1%、「食料」の52.2%と続いた。

同社はこの結果に対し、携帯電話と充電器が上位となったことで、避難時には情報収集や連絡手段の確保などを特に重視していると分析している。

災害が起きた場合に不安に思うことは?

次に、「災害が起きた場合に不安に思うこと」を質問した。その結果、「家族や知人との連絡」と「災害による自分の身の安全」がともに68.9%で同率1位となった。以下、「飲料水・食料」の63.2%、「トイレ」の60.6%と続いた。

これを性年代別に見ると、「避難場所・避難方法」への不安は男女差が大きく、特に20代および30代女性はどちらも61.0%と、全体の48.6%を大きく上回った。

出典:プレスリリース

出典:プレスリリース

被災経験有無別にも集計しており、不安に思うことを「空き巣・盗難」と回答した被災未経験者が28.8%だったのに対し、被災経験者は30.9%だった。また「暴行・性犯罪」と回答した被災未経験者が14.0%だったのにに対して被災経験者は20.3%と、「空き巣・盗難」「暴行・性犯罪」について被災経験者の方がより不安に思うことが明らかになったとしている。

情報収集手段はテレビが最多

続いて、「災害が起こった後の報道やSNSなどでの情報発信で、知りたいと思うこと」を質問した。その結果、「被害や復興の状況」が65.9%で1位となった。以下、「被害者の現状」が48.4%、「政府・地方自治体の支援策」が40.1%と続いた。

出典:プレスリリース

また、被災経験がある207人を対象に「被災時にどのような方法で情報収集をしたか」を質問したと。その結果、「テレビ」が58.9%で1位となった。続いて「ラジオ」の49.8%、「インターネットニュース」の30.9%となった。

ただし回答者を20代に限ると、「SNS」が31.3%と他の年代と比べて10ポイント以上、上回っているという。

出典:プレスリリース

ペット飼育者の約6割が「避難所に必ず一緒に連れていく」

そして、ペット飼育者271人を対象に「被災時のペットの扱い」について質問した。その結果、「必ず一緒に連れて避難したい」が56.8%で1位となった。以下、「どうしたら良いのかわからない」が17.7%、「避難所にはペットを連れて行かない」が14.4%、「ペットと一緒にいたいので自分も避難しない」が10.0%と続いた。

出典:プレスリリース

これを性年代別でみると、20代男性は「どうしたら良いのかわからない」が35.5%で1位になった。40代女性は「ペットと一緒にいたいので自分も避難しない」が30.0%と、全体の10.0%を大幅に上回った。60代は「必ず一緒に連れて避難したい」と回答した人が他年代よりも高かった。

今やペットは家族と同様の存在になっていると言われる。この結果は、それを裏付けるものとなったと言えるだろう。

環境省は「災害時におけるペットの救援対策ガイドライン」を出しており、この中で普段からペットのマナーやしつけなどを行うこと、ペットのための食料などの備蓄も対策として行っておく必要があると提言している。

このところ日本には自然災害が頻繁に発生している。それが、いざ自分の身に降りかかった時にどいう対処するか、我々は常に考えておく必要があるだろう。