七草がゆを食べる意味とは?意味や由来からおいしい作り方も紹介

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記事の情報は2018-10-24時点のものです。

1月7日の朝に春の七草や餅などを入れて作る七草粥。七草粥を食べると、今年のお正月も終わりだなと感じられますよね。 でもこの七草粥、どんな意味でお正月の終わりに食べるのかご存知でしたでしょうか。この記事では春の七草の意味とともに、七草粥を食べる意味、また美味しく七草粥の作り方も紹介していきます。
七草がゆを食べる意味とは?意味や由来からおいしい作り方も紹介

七草がゆとは

そもそも七草粥とは一体どんなものなのでしょうか。一般的にはお正月の最後、1月7日の朝にいただくおかゆのことを指します。七草粥の中には春の七草やお餅が煮込まれています。

春の七草とは

まず七草粥に入っている春の七草とはどんなものなのでしょうか。春の七草は以下の7つで、それぞれに意味を持っています。

芹(せり):競り(せり)勝つ
薺(なずな) :なでて汚れを取り除く
御形(ごぎょう) :仏の体
繁縷(はこべら) :繁栄がはびこる
仏の座(ほとけのざ) :仏の安座
鈴菜(すずな) :神を呼ぶための鈴
清白(すずしろ) :汚れのない清白

七草がゆを食べる意味

七草粥に入れる春の七草には上記で解説したような意味があるのと同時に、体の疲れをいたわるような薬草の効果もあります。七草粥を食べるということは、一年の無病息災を祈るとともに、お正月のおせち料理などで疲れた胃や腸を休めるという意味もあるのです。

大晦日やお正月のごちそう続きからすると七草粥はあまりにそっけないようにも思えますが、確かに素朴な味わいのおかゆをいただくとホッとするような気もしますね。

七草がゆのおいしい作り方

そんな七草粥ですがどのように作るのでしょうか。以下では七草粥の正しい作り方について詳しく解説します。

材料

まず材料は米大さじ4杯、春の七草、水500ml、塩ひとつまみです。春の七草についてはスーパーなどでパックで売られているので、手軽に手に入れられますよ。

下ごしらえ

まず七草の下ごしらえをします。すずしろとすずなは食べやすい大きさに切ってから薄切りにします。小さければ皮ごとでも構いません。

次に鍋にスプーン一杯の塩を入れて湯を沸かし、すずしろとすずなを茹でます。おかゆと食べて違和感がないぐらい少し柔らかめに茹でたら、取り出しておさらやバットに上げておきましょう。残りの七草もさっと茹でて粗く刻んでおきます。

粥の作り方

米を軽く研いでから水を切り、分量の水を加えます。中火にして煮立ったら、弱火にして一度そこからかき混ぜましょう。その後は少し蓋をずらしてお鍋の上に置き、40分ほど炊きます。お粥が炊けたら塩ひとつまみほど加え、茹でて置いた七草を入れて軽く混ぜ合わせましょう。

七草がゆを食べて1年の健康を祈ろう

お正月の贅沢なお料理が続くと七草粥はあまりに質素すぎる料理に思えるかもしれません。しかし無病息災や胃を休めるといった大切な効果のある料理でもあります。次のお正月はぜひ手作りの七草粥を作ってみてはいかがでしょうか。