「楽天西友ネットスーパー」がオープン、アマゾンやローソンなど市場は競争激化

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楽天と西友は10月25日、両社が協働運営するネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」をオープンしたと発表した。この提携は「豊富な品揃え」「顧客ニーズに応える配送キャパシティ」「楽天IDとの連携」の3つのポイントがあるという。それぞれユーザーにどのようなメリットをもたらすのか、紹介していこう。
「楽天西友ネットスーパー」がオープン、アマゾンやローソンなど市場は競争激化

楽天と西友の強みを融合した「楽天西友ネットスーパー」

共働き世帯の増加、スマートフォン普及など、ライフスタイルの変化にともない、国内のEC市場やネットスーパー市場は拡大中である。

しかし、既存の事業者だけでは配送や品揃えの観点から高まるニーズに充分に対応しきれていないのが現状だ。この課題を解消するため、楽天と西友がネットスーパー事業での提携を発表した。

「楽天西友ネットスーパー」は、楽天の約9,900万の会員基盤やECの知見、そして西友が実店舗で培ってきた生鮮食品などのスーパーマーケット運営のノウハウを融合したネットスーパーである。

このサービスは、楽天と米国のウォルマート・インクが2018年1月に発表した戦略的提携の一環でもあり、米国では2018年8月22日に、電子書籍サービス「Walmart eBooks by Rakuten Kobo」の提供を開始している。

「楽天西友ネットスーパー」の最大の特長は、「豊富な品揃え」「顧客ニーズに応える配送キャパシティ」「楽天IDとの連携」の3点だという。

以下のその詳細を紹介する。

ポイント1「豊富な品揃え」

一つ目のポイントは「豊富な品揃え」。西友が得意とする「低価格」と「質」を実現した生鮮食品をはじめとする食品や日用品を提供していくという。

また、カット野菜や半調理食品、ミールキットなどの簡便商品、「楽天市場」で人気のお取り寄せグルメ、さらには農業サービス「Rakuten Ragri(ラグリ)」の有機野菜や有機野菜サラダなど、最大20,000品目を取り揃える。

低価格帯のものから、有機野菜などの付加価値型商品まで、豊富な品揃えで幅広い客層の利用を見込んでいる。

ポイント2「顧客ニーズに応える配送キャパシティ」

配送は、西友の実店舗からに加え、千葉県柏市にオープンしたネットスーパー専用センター、都内数か所に設置した配送拠点を本格稼動する。

専用センターには冷蔵・冷凍庫を完備し、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯で商品を保管しており、ここを中心に各配送拠点を活用することで受注可能件数を最大化するという。

これにより、ユーザーは希望の時間に新鮮な生鮮食品をはじめとする商品を入手できるようになる。

ポイント3「楽天IDとの連携」

三つ目のポイントは楽天IDとの連携。楽天IDを所有するユーザーは、登録済みの住所やクレジットカード情報などを利用してスムーズに購入が可能だ。そして、「楽天スーパーポイント」を活用できるというメリットもある。

この提携により、楽天と西友は、期間限定で11月1日から西友の115店舗にて「楽天市場」のお取り寄せグルメなどを品揃えした「楽天市場フードセレクション」を共同開催する。

競争激化が予想されるネットスーパー

ネットスーパーは、Amazonと日本最大の料理レシピサービス「クックパッド」が連携、また、ローソンも生鮮食品ネットスーパー「フレッシュピック」をスタートするなど、今後は競争激化が予想される。

しかし、現状では対象エリアがまだ狭く、そして料金が高めという課題がある。いずれにしても、ユーザーにどのようなメリットを感じさせるかというポイントが普及のカギを握るだろう。