リクルート「やりがい」支える社風で1位、営業が働きやすい企業ランキング

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企業口コミサイト「キャリコネ」を運営するグローバルウェイは11月1日、「営業が働きやすい企業ランキング」を発表した。営業には「ノルマがきつい」「拘束時間が長い」などのマイナスのイメージを持つ人がいる一方で、「努力したぶん、数字にあらわれるのでやりがいがある」といった声も聞かれる。調査結果によるとランキング1位はリクルートホールディングス。支持されたのは「やりがい」を支える社風だった。
リクルート「やりがい」支える社風で1位、営業が働きやすい企業ランキング

「営業」が働きやすい企業とは

この調査は、業界や業種、あるいは企業によって内容にかなりの違いがある「営業」について、実際に営業として働きやすいのはどんな企業なのか調査し、ランキング形式でまとめたもの。上位10企業を公表している。

調査対象は『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に職種「営業」のユーザーから10件以上の評価が寄せられた企業。採点項目は下記6項目の評価の平均点(総合評価)とした。

  • 労働時間の満足度:残業や長時間労働がないか
  • 仕事のやりがい:楽しいか、意義を感じるか
  • ストレス度の低さ:心身に疲弊感はないか
  • 休日の満足度:休みがあるか、有休を取れるか
  • 給与の満足度:金額は十分か、割に合うか
  • ホワイト度:ブラック企業でないかを総合判断

出典:グローバルウェイ「営業が働きやすい企業ランキング」

「やりがい」のリクルートホールディングスがトップに

1位に選ばれたのはリクルートホールディングスだ。同社はもともと大学生向けの求人広告を扱う広告代理店として設立されたが、現在はHRテクノロジー、メディア&ソリューション、人材派遣の3つの事業をメインに展開している。

出典:グローバルウェイ「営業が働きやすい企業ランキング」

営業職の仕事内容は取り扱う商品やサービスによって異なるが、単なるルート営業ではなく、クライアントの課題を特定しソリューション提供・改善策の提案まで担うという。報酬はミッションや成果に応じて決まり、新規事業を提案できる制度や表彰制度が充実。社員の「起業家精神」や「イノベーション創出」を重要視する風土だ。

それらを反映してか特に「やりがい」の項目が高評価を得ている。

バランスのNECが2位

2位はNECだ。同社は各項目バランスよく高評価を得ている。売上国内2位(2017年)の大手メーカー系ITサービスベンダーであるNECの営業は、いわゆる「ソリューション営業」だ。顧客が抱える問題を確認し、その解決のために自社のサービスをどのように活用すればいいかを考えて顧客にアピールしていくもので、企画力や行動力などが必要となる。

グローバルウェイ「営業が働きやすい企業ランキング」

一見すると難易度が高そうだが、研修制度などバックアップ体制が万全だという。入社後3年間は体系的なOJD(On the Job Development)が用意されている。また、独身寮や家賃補助などの福利厚生や、ファミリーフレンドリー休暇、リフレッシュ休暇といった休暇制度も充実。

部署内を中心にフォロー体制がとられていることから、思い切って仕事に打ち込める環境が評価されている。

3位は給与が高評価の野村證券

3位は野村證券。1925年の創立以来、日本の証券市場をけん引してきた国内最大手だ。店舗で個人および法人相手に行う営業に加えて、機関投資家らを相手に働きかけるホールセール部門での営業もある。

出典:グローバルウェイ「営業が働きやすい企業ランキング」

同社の評価の特色は給与だろう。初任給は全国平均より4万円ほど高い24万5,000円(総合職A社員・B社員の場合)。また、平均年間給与は約1,455万円(2018年3月)で高待遇といえる。

仕事内容に関しては「きつい」と「楽しい」双方の口コミが見られ、個人のとらえ方で異なるようだ。それが「やりがい」「ストレス度の低さ」にも顕著にあらわれているとキャリコネは分析している。

4位5位は休日の満足度が高い2社

4位と5位にはブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンと東芝が選ばれた。

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンは、55か国以上でトップシェアを獲得している英国老舗たばこ会社の日本法人。コンビニなどへのルート営業がメインと見られ「やりがい」の評価は低めな一方、「休日」の評価が極めて高くなっている。同社は2015年よりテレワークや短時間勤務制も導入、個人の事情にあわせて働き続けられる環境を整えている。

出典:グローバルウェイ「営業が働きやすい企業ランキング」

東芝は「白物家電」のパイオニア的電機メーカー。現在の営業職の仕事としては、たとえば官公庁、自治体などを相手にインフラ系の製品・サービスなど提案するというものがあり、専門知識やリレーション構築も重要となる。

「休日」の満足度が高い結果となっており、その傾向は約84%と高い有給取得率にも垣間見える。育児や介護と仕事を両立するための支援策も数多く用意しているという。

出典:グローバルウェイ「営業が働きやすい企業ランキング」

なお、6位から10位は次のとおりだった。

6位:三陽商会
7位:東京海上日動火災保険
8位:アフラック生命保険
9位:ゆうちょ銀行
10位:三菱UFJ銀行