iPhoneリセット機能とは - 6種類の設定

最終更新日: 公開日:

記事の情報は2018-11-23時点のものです。

iPhoneのリセット機能とは、設定やデータを削除して動作不調を改善するものです。再起動や、すべてのデータを消去してiPhoneを工場出荷状態にする初期化、位置情報やネットワーク設定のリセットなど6つの設定初期化方法と、リセットを試すべきタイミングなどについても解説します。
iPhoneリセット機能とは - 6種類の設定

iPhoneのリセット機能とは

iPhoneがエラーを起こしている、動作が遅くなっているなどの場合に、設定やデータを削除して症状を改善させるのがリセット機能です。

iPhoneのリセットには、完全に工場出荷状態に戻す「初期化」も含まれており、エラーの症状や状況に応じて適切なリセット機能を選ぶ必要があります。

リセット機能を使用するには、ホーム画面から「設定」をタップし「一般」>「リセット」をタップします。
(※最新機種のiPhone 11シリーズ(iOS13以降)でも、やり方は同じです。)

リセット機能の使い方

リセット画面が表示されます。項目は以下のとおりです。

  • すべての設定をリセット
  • すべてのコンテンツと設定をリセット
  • ネットワーク設定をリセット
  • キーボードの変換学習をリセット
  • ホーム画面のレイアウトをリセット
  • 位置情報とプライバシーをリセット

どのリセット項目を選択するかによって、削除される設定やデータは異なり、リセット後のiPhoneの状態も異なります。

6つのリセット機能

それでは、紹介した6つあるリセット機能それぞれについて、詳細を解説していきましょう。

すべての設定をリセット

iPhoneを使い始めてから設定した項目すべてをリセットするのが「すべての設定をリセット」です。ただし、アプリや写真、連絡先などの後から追加されたデータは消去されずに保持されます。

リセット画面から「すべての設定をリセット」をタップします。パスコードを入力し「すべての設定をリセット」をタップします。

削除される主な設定は、Wi-Fi設定、着信音、パスコードロック、指紋認証、位置情報などが挙げられます。iPhoneがうまく動作しないケースなどにすべての設定をクリアし、まとめてやり直すのに有効です。

すべてのコンテンツと設定を消去

アプリや写真はもちろん、すべてのデータと設定を消去して、iPhoneを工場出荷状態に戻すのが「すべてのコンテンツと設定を消去」であり、いわゆる初期化のことです。使用しているiPhoneを下取りに出す場合や、家族などに譲る場合など、すべての情報を消去する必要がある際に使われる方法です。

リセット画面から「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。するとiCloudとの同期が開始されます。必要に応じてiCloudへのバックアップを完了させたらパスコードを入力し「iPhoneを消去」をタップします。

iPhoneを消去してしまうと、バックアップされていないデータは永久に失われてしまいます。iCloudもしくはiTunesへのバックアップは忘れずに行いましょう。逆にバックアップさえあれば、消去したiPhoneを復元させるのも簡単です。

ネットワーク設定をリセット

Wi-Fiがつながりにくいなどのトラブルの際に、ネットワークの設定のみをリセットするのが「ネットワーク設定をリセット」です。Wi-Fi環境の不調時だけでなく、Bluetoothなどの設定もリセットするため、ネットワーク全般の不調時に有効です。

リセット画面から「ネットワーク設定をリセット」をタップします。パスコードを入力し「ネットワーク設定をリセット」をタップします。

自宅のWi-Fi環境設定もリセットされるため、あらためてIDやパスワードを設定し直す必要があります。

キーボード変換学習をリセット

iPhoneには日本語の変換などを学習する機能が搭載されています。これをリセットして初期状態に戻すのが「キーボード変換学習をリセット」です。ただし、ユーザー辞書に登録したものは保持されます。

リセット画面から「キーボード変換学習をリセット」をタップします。パスコードを入力し「変換学習をリセット」をタップします。

ホーム画面のレイアウトをリセット

ホーム画面に並ぶアイコンのレイアウトを初期状態にするのが「ホーム画面のレイアウトをリセット」です。使わなくなった必要のないアプリなどが並んでいて、ホーム画面を整理したときなどに有効です。

リセット画面から「ホーム画面のレイアウトをリセット」をタップし「ホーム画面をリセット」をタップします。

購入後にインストールしたアプリなどは、デフォルトアプリの後にアルファベット順に並べられ、フォルダも解体されます。

位置情報とプライバシーをリセット

iPhoneの位置情報を使った写真や、プライベートなアドレス帳をアプリで読み込むには、iPhoneでそれぞれ許可を与えなければなりません。こうした許可状況をリセットするのが「位置情報とプライバシーをリセット」です。

リセット画面から「位置情報とプライバシーをリセット」をタップします。パスコードを入力し「設定をリセット」をタップします。

リセット後に位置情報やプライバシーを利用するアプリを起動した場合、再度、使用許可を与えなければなりません。

リセット機能を使うべき状況

iPhoneのリセット機能を使って効果が得られるのは、具体的にどのような状況なのでしょうか?iPhoneを初期化する「すべてのコンテンツと設定を消去」以外のケースで紹介してみましょう。

ネットワークの調子が悪いとき

LTEやWi-Fiがうまく接続できない、接続できても速度が遅いなどの場合は、iPhoneをリセットしてみるのが有効です。

しかし、上述したように「すべての設定をリセット」してしまうと、すべての設定をやり直さなければいけません。症状がネットワーク関連に限定される場合は「ネットワーク設定をリセット」のみを利用するのがいいでしょう。

リセットする場合は、Wi-FiのID・パスワードが必要になるため、再設定のタイミングも考慮しておくべきです。

動作が遅いと感じたとき

iPhoneでさまざまなアプリを利用していると、メモリを一時的に使い切ってしまい動作が緩慢になる場合があります。こうした場合は、iPhoneの再起動によってメモリの内容がクリアになるため、症状が改善されることもあります。

上述したリセット方法とは異なるものの、メモリをリセットするための応急処置として、iPhoneの電源を切り、再び電源を入れる再起動というリセット方法を覚えておくといいでしょう。

端末の再起動はiPhone 11およびiPhone XとiPhone 8以前の端末で少々異なっています。

iPhone 11/iPhone Xの再起動方法

最新機種であるiPhone 11またはiPhone Xは次の方法で再起動できます。

1.端末のいずれかの音量調節ボタンとサイドボタンを同時に押し続ける
2.電源オフスライダが表示されるのでスライドして電源を落とす
3.サイドボタンをAppleのロゴが表示されるまで長押しする

電源が切れるまで30秒ほど時間がかかるので、完全に電源を落としてからサイドボタンで再起動しましょう。

iPhone8以前の端末の再起動方法

1.サイドボタンを電源オフスライダが表示されるまで長押しする
2.電源オフスライダをスライドさせ電源を切る(30秒程度)
3.サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しする

なお、iPhoneの再起動の詳細や、フリーズした場合などに利用する強制再起動の方法について詳しくは、次の記事で詳しく解説しています。

iPhoneの再起動と強制再起動の方法・やり方!解決しない場合の対処法も【11/X/8/iPad】
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リセットしても治らないとき

iPhoneの再起動を行っても動作が緩慢なままなど、症状が改善されない場合は、「長年の利用で不具合が生じている」「インストールしたアプリなどに原因がある」などが考えられます。こうした場合の対策を紹介します。

すべてのコンテンツと設定の消去を使う

iPhoneの動作が緩慢になった場合にもっとも有効なのが「すべてのコンテンツと設定を消去」を使うことです。この場合、アップデートされたiOS以外のすべてのデータが消去され、iPhoneは工場出荷状態に初期化されます。

この状態でiPhoneの動作が改善されれば、ハードウェア側の問題ではないことがわかります。原因をひとつずつ確認していくのであれば、手間をかけてアプリをインストールし直し、設定もやり直していくのがいいでしょう。

「設定」>「一般」>「リセット」の順にタップし「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。iCloudとの同期が開始されます。必要に応じてiCloudへのバックアップを完了させたらパスコードを入力し「iPhoneを消去」をタップします。

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初期化の前に必ずバックアップをとっておく

原因確認のためにiPhoneを最初から設定するにしても「すべてのコンテンツと設定を消去」では、リセット前に保存されていた写真や連絡先までも消去されてしまいます。iPhoneを消去する前に、必ずiCloudもしくはiTunesでデータをバックアップしておく必要があります

iCloudであれば「設定」>「ユーザー名」>「iCloud」>「iCloudバックアップ」と進んで「iCloudバックアップ」をオンにして「今すぐバックアップを作成」をタップすればOKです。

iTunesでのバックアップであれば、写真はiPhotoやPhotoなどのアプリケーションに、それ以外はiTunesにバックアップできます。

状況に合ったリセットの選択を

あまり電源オフにする機会のないiPhoneでは、稼働時間が長いことによる動作不調や不具合も少なくないといえます。そんなときに効果を発揮するのがiPhoneのリセット機能なのです。

そのリセット方法も簡単に実行できて効果的な再起動から、設定を最初からやり直さなければならず、復元が必要になる初期化までのいくつかが存在します。iPhoneのトラブル症状や状況に応じ、最適なリセット方法を選択しましょう。

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