子ども6割がキャッシュレス決済を経験済み、お金についてどう教える?

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イー・ラーニング研究所は「子どもの金融教育に関するアンケート」を実施、10月に結果を公表した。これによれば、約半数の子どもが自分でお金の管理を行っており、6割がキャッシュレス決済で支払いをしたことがあるという。仮想通貨、QRコードなどの各種キャッシュレス決済が進む中、親世代として「お金」について子どもにどのような教育をするべきなのだろうか。

子ども6割がキャッシュレス決済を経験済み、お金についてどう教える?

キャッシュレス時代に、「お金」をどう教える?

2017年は仮想通貨元年ともいわれ、「紙のお金」ではない概念が、広く知られることになった。また2018年はQRコード決済など、キャッシュレス化に多くの企業が本腰を入れはじめ話題だ。

紙幣がなくても買い物できる時代。大人でも難しいお金の捉え方について、親は子どもたちにどのように教えたいと思うのだろうか。

e-ラーニングに関するサービスのさまざまなコンテンツを提供するイー・ラーニング研究所は、
「子どもの金融教育に関するアンケート」調査を実施した。全国の子どもがいる親世代238人に対し行ったこの調査から、「お金」についてのリアルな価値観を紹介していこう。

お金の管理は「子ども自身が行う」

まず、子どものお小遣いについて尋ねたところ、渡している人48%、渡していない人52%。月額のお小遣い額は「1,001円~2,000円」がもっとも多く、全体で2,000円以下の子どもが約半数であった。

また、「子どものお小遣いの管理は誰が行っていますか?」との設問では、子ども自身という回答がもっとも多い結果となった。

出典:プレスリリース

最近では、早いうちからお金の使い方、管理の仕方を教えるために年額のお小遣いをまとめて渡し、自分で運用させる人もいるという。

お金を有意義に使うことの必要性を、親として伝えたいと考える人が多いようだ。

子どもの約6割がキャッシュレスを経験済み

「子ども自身が交通系ICカードなど現金以外でお金を使うことはありますか」という問では、「はい」が58%、「いいえ」が42%。

小学生になると公共交通料金支払いのためにSuicaなど、交通系ICカードを持つ子どもは増加する。子どもにとって、はじめて持つ支払い手段が「キャッシュレス決済」という場合もあるだろう。

キッズケータイなども普及しており、「お小遣いをキャッシュレスで」というのも現実味を帯びてきている。

出典:プレスリリース

将来のお金の使い方に不安を感じる親は約7割

「将来の子どものお金の使い方に不安を感じますか」という問では、「はい」が74%、「いいえ」が26%であった。

同社では、前項であげた「キャッシュレス化」が親の心配要因のひとつではないか、と分析している。目に見えないものの価値をどう伝えるか、親としては悩ましい問題なのだろう。

出典:プレスリリース

また「子どもの金融教育は必要か」という問には、100%が必要と回答している。またはじめる時期としてもっとも多かったのは「小学校1・2年」で、次いで「小学校に入るまで」となった。

早期の教育が必要と感じる親が多いようだ。

親として伝えたいことは山ほどある

子どもを持つ親としては、人生において子どもに伝えたいことは山ほどある。夢をもつことの大切さ、諦めない力、コミュニケーションの重要性など、挙げればきりがなく、人によってそれは千差万別だろう。

しかし、お金については100%の親が教育したいと回答している。教えたいことは山ほどあるが、やはり「お金は大事」なのだ。

正しい使い方や価値の捉え方について、正解はない。しかし各々の価値観で「お金」について子どもと話をし、考えるきっかけを作ることこそ、親の役割ではないだろうか。