ミレニアル女性「熱狂できるやりがい」ある仕事をしたい--個を重視する価値観も顕著に

おおよそ1980〜2000年代初頭生まれの人を指す「ミレニアル世代」。かれらは仕事やキャリアをどう捉えているのだろうか。SHEがミレニアル世代の女性を対象に実施したアンケートの結果によると、4人に3人が「個人名で働きたい」と考えているという結果に。また約4割が、仕事を通じて得たいこととして「熱狂できるやりがい」を挙げた。

ミレニアル女性「熱狂できるやりがい」ある仕事をしたい--個を重視する価値観も顕著に

女性のキャリア支援サービスを展開するSHEは「働く女性の価値観」に関するアンケートを実施、11月7日に結果を発表した。調査対象は女性221名。うち22〜38歳(ミレニアル世代)が180名、比較対象として40〜50代が41名。もっとも回答者の多い年齢は25〜28歳だった。

ミレニアル世代女性は「個人名で働きたい」

まず「個人名で働きたいか」を尋ねたところ、4人に3人に当たる76.1%が「そう思う」「どちらかというとそう思う」と回答している。40〜50代と比べると1.5倍以上となり、「個人の時代」を象徴するかのような結果だった。

出典:プレスリリース

ただ現状、個人名で働くことを実現できていると考える人は「そう思う」「どちらかというとそう思う」あわせて34.4%と、意向のある人の半分以下だった。

理想の勤務形態は「副業」「兼業」

ところで、「個人名で働く」とは具体的にどういった働き方なのだろうか。企業にとっては「個人名で働くといって退職されては困る」のが正直なところ。個人名で働きたいと考えるミレニアル世代は、企業を辞めてフリーランス・起業を考えているのだろうか。

希望する勤務形態を単一選択式で尋ねたところ、もっとも多かったのは「会社に勤めながら副業・兼業で個人の仕事もする働き方」(47.7%)だった。フリーランス(16.5%)や起業(14.2%)の合計よりも多い。

個人名で働きたいといっても、一概に企業を辞めることにはつながらないようだ。

「熱狂できるやりがい」が仕事の支え

仕事を通じて得たいことを尋ねた質問では、ミレニアル世代と40〜50代で明らかに違いが出たという。

ミレニアル世代の1位は「熱狂できるやりがい」。実に39.3%がこれを選択しており、その割合は40〜50代の約4倍にのぼる。一方40〜50代は4割以上が回答した「安定的な生活」が1位。世代間で大きな差が出る結果となった。

出典:プレスリリース

なお憧れの職業には、ブランドプロデューサー、デザイナー(グラフィック系)、作家・ライターと、クリエイティブ系が名を連ねている。インフルエンサーが10位に入っていることも興味深い。SNSやYouTube、フリマアプリなどでのライブコマースといった「個人」の発信が当たり前になった時代ならではかもしれない。

出典:プレスリリース

ストーリーに共感したモノを手元に置きたい

クリエイティブ系の仕事に憧れるミレニアル世代は、購入者としても40〜50代とは異なる特徴を有しているようだ。自分のための買い物で重視することを尋ねると、見た目の好みや機能性などに加えて「背景にあるストーリー」を選んだ人が多い。40〜50代はここを全く重視しておらず、ミレニアル世代ならではの特徴だと考えられる。

出典:プレスリリース

「個人名で働きたい」と希望するミレニアル世代の女性たち。ただし必ずしもフリーランスや起業を目指しているわけではなく、やりがいや責任感を持って自発的に取り組める仕事を求めているとも考えられる。「好き」や「得意」、そして興味のあることを会社でも生かせるような環境が必要かもしれない。