会社の評価に満足してますか?人事評価制度の課題は基準のばらつきが1位

あしたのチームは11月8日、企業の人事評価制度の構築・運用に関する調査の結果を公表した。これによれば、自社で独自に制度を作り実施している企業では「評価者間での評価基準のばらつき」や「評価基準・目標設定のあいまいさ」などが運用面での課題となっているという。

会社の評価に満足してますか?人事評価制度の課題は基準のばらつきが1位

評価に満足できない人は6割、人事制度の課題とは?

仕事をしている人の多くが気になる、会社での評価。アデコが2018年2月に行った「人事評価制度の意識調査」によると、6割以上の人が勤め先の人事評価に満足していないという。

人事評価制度は会社独自のルールで運用している場合もあれば、外部の制度を導入している場合もある。しかし多くの社員が評価に対し満足していない背景には、一体どんな課題があるのだろうか。

そこで、AIを活用した人事評価クラウドで中小企業の働き方改革をサポートするあしたのチームの「人事評価制度構築・運用に関する調査」から、その課題をみていこう。

この調査は自社で人事評価制度の構築・運用している会社の経営者、男女20~69歳の100名を対象に行われたものである。

制度構築の際参考にした情報は「経験者からの情報」

まず、人事評価制度を構築する際に参考にした情報について尋ねたところ、他社の経営者や人事担当者から得た情報が54%ともっとも多く、その他の情報源よりも信頼を置いていることがわかった。

また、その中でもっとも役に立った情報について聞くと、その情報源は1位は同じく「他社の経営者や人事担当者から」で、2位に外部コンサルタントが入っている。

出典:プレスリリース

人事評価制度の課題とは?

現在の人事評価制度運用の課題を訪ねたところ、「評価者間で評価基準にばらつきがある」が46%と最多となった。上司が変われば評価も変わるでは、働く人のモチベーション維持は難しい。より客観的で明瞭な判断基準を、社員は求めているのだろう。

次いで「評価基準があいまいである」「目標設定があいまいである」などがあがっている。

営業数字などのように数字がわかりやすい部署もあれば、デザインのクオリティなどといった数値化できない分野もあり、どこまでを定量化するかは現場の状況に応じた判断が求められる。

しかし現状は、その部分をどこまで丁寧に行えるか、課題を感じる人が多いのだろう。

社内の人間が評価するのは限界がある?

また、外部コンサルタントへの依頼以降について尋ねたところ、検討しておらず、今後も検討していないという回答6割だった。

一方、残り4割は検討している、今後検討の可能性があるようだ。検討する理由としてあげられたのが、以下のようなコメントだ。

●同じ会社の人間が人を評価するのには限界があると思ってきている。好き嫌いで少なからず評価に影響があるのではと思う。(50代・兵庫県)

●マイナス査定をつけたがらない上司が多く、差が出ないから。(60代・兵庫県)

●働き方が正しく報酬に反映する制度にしたい。(50代・東京都)

●人材流動化や専門職を採用するには必須であるから。(50代・埼玉県)

コメントからは、人が人を判断する際に「客観的」な視点だけで評価することの限界を指摘する声もある。また、人材不足や多様な働き方が進む中、質の高い評価制度がなければ優秀な人材は確保できないというのも、本音だろう。