【キャリア別】通信速度制限の解除・確認方法!予防対策4選でデータ容量の節約を

最終更新日: 公開日:

記事の情報は2018-12-13時点のものです。

スマートフォンで契約以上のデータ容量を使用すると通信速度制限がかかってしまいます。通信速度が128kbpsまで落とされ、動画再生、画像の読み込み、アプリの立ち上げなどが遅くなります。通信速度制限の解除方法と予防について説明します。
【キャリア別】通信速度制限の解除・確認方法!予防対策4選でデータ容量の節約を

通信速度制限とは

携帯電話の契約内容によって毎月使用できるデータ容量は決まっています。通信速度制限とは、この契約以上に通信回線を使用したユーザーに対して通信速度を制限する措置のことを言います。

3G回線の時代にはこのような制限は存在しませんでした。

しかし、動画サイトの閲覧や大容量のファイルのやりとりが増えたことからトラフィックが増大し、制限をしないと回線全体が遅くなる可能性があるので、このような措置が取られています。

例外でかかる場合も

通信容量の総量に対して行われる規制以外にも、3日間で大量のトラフィックが発生した場合や動画再生に限って制限する通信速度制限もあります。

これに該当するかは、お使いのキャリアと契約内容によっても異なるので、契約内容を確認したり各キャリアに問い合わせたりしましょう。

通信速度制限が解除される時期

通信容量を使いすぎて通信速度制限になった場合、解除される時期はキャリアによって異なります。

au・NTTドコモの場合

au、NTTドコモの場合は、1日から月末までで通信容量を計算しているので、通信速度制限は翌月の1日から順次解除されます

ソフトバンクの場合

ソフトバンクの場合は請求書の締日によって異なります。通信速度制限がかかると請求書の締日まで通信制限がかかり、その翌日に解除されます。請求書の締日は10日、20日、末日の3パターンがあるので契約内容を確認してください。

通信速度はどれほど制限されるのか

通信速度制度時はキャリアに関わらず通信速度が128kbpsとなります。

これが通常と比較してどれほど遅くなるのかは後述しますが、動画再生やインターネット接続などいくつかの機能がほぼ利用できなくなった経験がある方も多いでしょう。

通信速度制限の解除方法【キャリア別】

通信速度制限になった場合でも、通信容量を別途購入するデータチャージを行えば、すぐに制限を解除できます。

また、auの場合は家族間でデータ容量を分け合う「データギフト」という方法もあります。各キャリアのデータチャージ内容について説明します。

au NTTドコモ ソフトバンク
申請場所 WEB WEB・電話・ドコモショップ WEB・電話
費用 0.5GB:550円
1.0GB:1,000円
2GBごとに2,500円 0.5GB:550円
1.0GB:1,000円
有効期間 チャージした日から62日間 当月中 追加購入月の翌請求月末まで

データチャージとは

データチャージは、各社のWEBサイトやアプリなどから行えます。またキャリアによっては電話や代理店で契約できる場合もあります。もちろんデータチャージには費用が発生します。

キャリア別データチャージ料金

au

auではKDDIが出している「デジラアプリ」もしくはWEBサイトからデータチャージの申請が可能です。データチャージの料金は、0.5GBが550円1.0GBが1,000円となります。追加したデータ容量の有効期間はチャージをした日から62日間です。

NTTドコモ

NTTドコモ加入者がデータチャージをする場合、インターネット、電話、ドコモショップ経由から申し込むなど方法が多くあります。値段は2GB単位で2,500円となります。また、チャージしたデータ容量の有効期限は当月中までです。

auと比較すると割高ですし、データ容量は購入した月中に使い切らなければならないので、月末に通信速度制限が発生した場合は、月初めに速度制限が解除されるまで待った方が良いかもしれません。

SoftBank

SoftBankの加入者がデータチャージを行う場合は、インターネット上、もしくは電話から手続きができます。料金は、0.5GBが550円1.0GBが1,000円とauと同様です。有効期限は追加購入月の翌請求月末までとなっています。

0.5GB単位で購入できて翌請求月末まで有効なので、請求日が近くても翌月も若干データ容量が足りなさそうならチャージしても良いでしょう。

データギフト

auの場合はデータギフトという制度によってデータをチャージできます。データギフトとはデータ容量が余っている人からデータ容量が不足している人に対して使用枠をプレゼントするサービスのことを指します。

ただし、無条件にデータをプレゼントできるわけではなく、送れる相手は家族間に限られているので注意してください。データを送るのに手数料は不要で、0.5GB単位で送れます。

ちなみに家族でない場合は、データギフトは使えません。

しかし、データプレゼントという機能を使ってデータ容量を購入して第三者にプレゼントすることは可能です。

データ残量の確認方法

毎月のデータ使用量と内訳は、iPhoneでは「設定」から確認できます。

au、NTTドコモ、Softbankではそれぞれどのように今月のデータ容量の残量を確認方法について説明します。

au

auの場合はKDDIが提供しているデジラアプリというスマホアプリを使えば、リアルタイムでデータ容量を確認できます。また、前述のとおりこのアプリからデータチャージなどを行え。パソコンの場合はauのデータチャージサイトからau IDでログインして手続きを行えます。

NTTドコモ

NTTドコモの場合はスマホで「dメニュー」から「My docomo(お客様サポート)」を開いてdアカウントか暗証番号を使ってログインすると確認可能です。

パソコンからデータ容量の残量を確認する場合は、My docomoのサイトからスマホと同様の手続きでデータ容量の残量を確認できます。

SoftBank

Softbankの場合は、スマホの「My SoftBank」のメニューから使用量の確認をタップすれば確認できます。より詳しい状態が知りたい場合は、使用量の確認の画面から「詳細をみる」をタップして詳細画面を表示させます。

パソコンで確認する場合はMy SoftBnakのWEBサイトにアクセスして、スマホの場合と同様の流れで確認できます。

通信速度が約1/120まで制限

冒頭で通信速度制限の対象となると128kbpsまで通信速度が制限されると説明しました。これがどの位不便なのかについて説明します。

「128kbps」の速さ

まず、一般的に通信速度制限がかかっていない状態では、アプリはすぐにダウンロードでき、動画もストレスなく視聴できます。

このときに通信速度は平均15Mbps程度です。M(メガ)とはk(キロ)の1,000倍の単位なので、15Mbpsは15,000kbpsとも書けます。

128kbpsは15,000kbpsの約120分の1です。つまり、通信速度制限の対象になると通信速度が通常の場合の約120分の1となってしまうのです。

通信速度制限時にできること・できないこと

通信速度制限によって、通信速度が通常の120分の1程度になってしまうと実質的にできることが限られます。

何かを検索するだけならすぐに検索結果を開ますが、検索結果のWEBサイトを開くのが困難になります。

もちろん、動画や音楽のストリーミングは回線速度が追い付かないので使用できません。よってYouTubeやSpotifyは使えないでしょう。

さらにTwitterなどのSNSについても閲覧は可能ですが、画像や動画の読み込みには時間がかかります

データ容量の節約術4選

以上のように通信制限になると多くの場面で不自由を強いられます。通信制限にならないようにデータ容量を節約するためにはどのようなテクニックがあるのか、データ容量の節約術を4パターン紹介します。

こまめにデータ残量を確認

まず、大事なのはこまめにデータ残量を確認することです。

動画や音楽を頻繁に利用しているとあっという間にデータ残量が0になってしまいます。月の後半になってデータ容量に困らないように、残量をこまめに確認して計画的に使用してください。

ポケットWi-Fiの利用

スマホとは別にポケットWi-Fiを利用することによってスマホのデータ容量を節約できます。動画やアプリのダウンロード時にはポケットWi-Fiを使えばスマホのデータ容量を節約できますし、通信制限になってもポケットWi-Fiにつなげば快適に利用できます。

Wi-Fiスポットの利用

最近は、カフェや公共施設などで無料のWi-Fiが利用できることが多くなりました。

WEBサイトを使えば近くのWi-Fiが使えるお店を検索できるので、外出先で何か通信量が多くなりそうなことがしたいときは、Wi-Fiが使えるお店を利用した方がいいでしょう。

動画再生やテザリング機能の抑制

データ容量を大きくしてしまうのが、動画再生やテザリングです。YouTubeで1つの動画を再生するだけでも数百メガバイトのトラフィックが発生することもありますし、テザリングによってパソコンにつなげると、ついついデータ容量を使ってしまいます。

これらのデータ容量を消費しそうな行動はWi-Fiにつなげずに行わない方が良いでしょう

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通信速度制限のない快適な日々を

一度速度制限になるとお金でデータチャージしない限り、しばらく速度制限が続きます。そして、速度制限されたスマホでは実質的にいくつかの機能が使えなくなりますし、使用時の表示速度の遅さからイライラしてしまいます。

日ごろから通信容量をこまめに確認し、データ容量を消費しそうな通信はWi-Fiにつないでから行うようにして、速度制限の無い快適なスマホの使用環境を維持するようにしてください。

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