平成最後でカセット売れた - 楽天市場ヒット番付2018発表、キャッシュレス普及で売れたのは?

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楽天は11月26日、楽天市場の購買データをもとにした「楽天市場ヒット番付2018」を発表した。“平成最後”に関連した「懐古消費」、2018年に入って急速に普及したキャッシュレス決済に関連する需要、猛暑、スポーツといった、ことし大きな話題を呼んだキーワードを計10個選出。さらに2019年の“ヒット期待株”として「増税前駆け込み需要」「元年消費」を挙げている。
平成最後でカセット売れた - 楽天市場ヒット番付2018発表、キャッシュレス普及で売れたのは?

楽天市場ヒット番付2018発表

楽天は毎年、ECサイト「楽天市場」の購買データ分析をもとに一年の消費動向や社会情勢を振り返り、その年を象徴するキーワードを「楽天市場 ヒット番付」として発表している。

2018年は東西の横綱/大関/関脇/小結/前頭の計10個に加え、今後のヒット期待株として2個のキーワードを選出、発表した。なお本発表に先行して10月には速報版も発表している。

“平成最後”で懐かしのカセットが売れた

まず東の横綱に選ばれたキーワードは「懐古消費」だった。

ことしは今上天皇の生前退位を2019年4月に控え、 「平成最後の夏」など“平成最後の◯◯”という言葉があふれた。関連して盛り上がったのが「懐古消費」だ。平成を懐かしむように、この30年で一世を風靡したモノの人気が再燃、復刻商品も多くのブランド・メーカーから販売された。

楽天市場における前年同期比(2018年1月1日~9月30日)の売上をみると、タピオカが28%増、 レトロ調理家電 が2倍を超える109%増。いまではめっきり見かけなくなったカセットプレーヤー/カセットも41%増と、名を連ねている。

出典:プレスリリース

多くのスターが誕生したスポーツに注目

一方で西の横綱にに選ばれたのは「スポーツ特需」。過去最大13個のメダルを獲得した平昌オリンピック、日本代表のベスト16進出に湧いたサッカーワールドカップ、100回の記念大会となった夏の甲子園・全国高校野球選手権大会など、何かとスポーツの話題が盛り上がった1年だった。

その影響から、楽天市場では、自宅でのテレビ観戦を充実させる商品や、女子フィギュアスケート・ザキトワ選手がファンだったことから盛り上がった秋田犬のグッズ、女子スケート選手の体幹トレーニングで注目された一本歯下駄などが好調だったという。具体的には、前年同期比(同上)で有機ELテレビが579%増、秋田犬ぬいぐるみが212%増の売上だった。

急成長のキャッシュレスも選出

大関以下には、全国各地で最高気温35度以上の猛暑日日数の記録を塗り替えた「猛暑」、LINE PayやPayPayなど多くのサービスが本格的に普及しはじめた「キャッシュレス」といった、2018年らしいキーワードが選ばれている。

キャッシュレスに関連して売上が増えたのは、クレジットカードケースや小さい財布(ミニ財布)だった。小銭はもちろん、現金を入れた財布自体持ち歩かないというスタイルも広まったなかで、トレンドが変化していると考えられる。

小結に選ばれたのは「女の時産」「男の家事短」。6月に働き方改革関連法が成立したこともあり、大手企業も含めて働き方を変えようという動きが活発化している。男性の家事参加も当たり前になりつつあり「家事メン」「家事男(かじお)」といった言葉も目にするようになった。そんな男性をサポートしてくれる、いわゆる時短グッズが売れたそうだ。

ほか、関脇に「刺激系グルメ」「クリア系グッズ」、前頭に「eスポーツ需要」「ライフシフト消費」が選出された。

来年は「増税」「元年」がキーワード?

さて、来る2019年はどうだろうか。楽天は今後の期待株として、東に「増税前駆け込み需要」、西に「元年消費」を選出した。

2019年10月に消費税が10%へと引き上げられる。これまでも3%から5%へ、5%から8%へと増税される際には、高額商品を中心に“駆け込み消費”がみられた。今回も同様に駆け込み需要があると思われる。

また2019年5月1日、現皇太子さまの天皇即位にともなって元号が改められる。新元号元年となる2019年はお祝いムードが盛り上がると期待されるという。関連して、出産や結婚などを祝う商品が売れると同社は見込んでいる。