LINEとみずほが銀行設立 - 信用スコア参入とローンサービス展開にらみ

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LINEとみずほフィナンシャルグループは11月27日、共同で新銀行を設立すると発表した。傘下のLINE Financial、みずほ銀行、さらにオリコも加わった3社を引受先として、LINE Creditによる第三者割当増資を実行することで合意した。目指すのは、ジーマ信用に代表される信用スコアサービス「LINEスコア」や、LINEスコアをもとにアプリ上で完結させる個人向け無担保ローンサービス「LINEポケットマネー」の展開だ。

LINEとみずほが銀行設立 - 信用スコア参入とローンサービス展開にらみ

LINEとみずほが銀行設立

無料コミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」を運営するLINEとみずほフィナンシャルグループは共同で銀行を設立する。11月27日、両社が発表した。具体的には、傘下のLINE Financialおよびみずほ銀行を通じて準備会社を設立、新銀行の開業に向けて準備を進めるという。

LINE Financialは、LINEアプリ上で投資サービス「LINE スマート投資」、保険サービス「LINE ほけん」を展開している。2018年5月、スコアリングサービスおよびローンサービス準備を目的にLINE Creditを設立した。

LINEによると、このたびLINE Creditによる第三者割当増資を実行することで合意。来春めどで完了を予定しており、完了時の出資比率はLINE Financial51%、みずほ銀行34%、「オリコカード」を展開するオリエントコーポレーション15%となる予定だという。

信用スコア、ローンにらみ

LINE Creditが展開を目指しているのは、個人向けスコアリングサービス「LINEスコア」および個人向け無担保ローンサービス「LINEポケットマネー」だ。

個人向けスコアリングは「信用スコア」ともいわれ、簡単にいえば「個人の信用」を数値化したものである。中国では「芝麻信用(ジーマ信用)」が普及しており、融資のみならず、就職や結婚にまで影響力を持っているという。日本でもヤフーやドコモが参入を表明しており、本格的な普及が見込まれている。

LINEスコアは、みずほ銀行およびオリコが持つ与信審査ノウハウに加えて、LINEおよび関連サービス上での行動傾向データを活用し、ユーザーの追加情報入力なども踏まえて総合的にスコアを算出する予定だそう。オンラインによる金融サービスにフィットした独自のスコアリングプラットフォームを構築していくとしている。

またLINEポケットマネーは、LINEスコアでユーザーが得たスコアに応じて一人ひとりに適した貸付利率(年率)と利用可能額を決定。申し込みから返済までの全フローをアプリ上で完結させるモデルを検討している。急な飲み会などの交際費、出張の立替えや医療費など突発的なニーズへの対応を想定しているとのこと。